クレマチスはつる植物の中でも、とくに美しいとされていて、観賞価値が高いと言われています。クレマチスは、「つる植物の女王」とも称されているようですよ。
そして女王様らしく、肥料をたくさん消費する植物です。クレマチスに肥料を上げるときは、大量に正しくあげなければ咲きません。
この記事では、クレマチスの正しい肥料のやり方をご紹介いたします。
【クレマチスに肥料を与える時期は?】
クレマチスの芽が活動を始めるのは3月ごろです。このころに、芽の枝分かれや根や茎の成長を促すリン酸や、細胞を丈夫にしてくれるカリウムを多く含む、有機系の肥料を与えます。
冬は冬眠するので一切施肥しなくて良いです。代謝がおさえられるので、大量に肥料をあたえると、栄養が過剰になってしまい、逆にクレマチスを傷めてしまいます。
真夏の暑い時期にも、クレマチスは暑さで弱ります。
人間で言う夏バテ状態になるので、上手に肥料を吸収できません。それなのに肥料を与えてしまうと、土に肥料が溜まってしまい、逆に毒になってしまいます。肥料を与えるのは、真夏のうちは控えましょう。
【クレマチスの肥料の量は?】
クレマチスは美しく咲かせるには、正しく肥料をあげる必要があります。
クレマチスには、生育が盛んになる前後の時期には有機肥料を、生育している最中には液体肥料を与えることが一般的です。基本的に多めにあげることを意識することが大切です。
3月ごろは直径15cmの5号鉢であれば8g、18cmほどの6号鉢であれば15gが目安となります。
3〜6月は成長が盛んな生長期なので、2週に1回程度の頻度で約500倍に薄めた液体肥料を与えるとよいでしょう。
梅雨〜8月は、植物が夏バテ状態となるため、肥料は控えめにしてください。20日に1回程度の割合で約800倍に薄めた肥料を与えるといいでしょう。
9〜10月には、動物の骨を粉状にした骨粉を施す必要があります。園芸店などで購入できますよ。5号鉢で15g、6号鉢で25gが適量です。
まとめ
今回は、クレマチスの肥料のあげかたについてご紹介いたしました。
多めに正しくあげないと開花しないというのは驚きですね。きちんと、正しい時期に、正しい量の肥料を与えるようにしましょう。