ハイビスカスを自宅で育てている方は、そのハイビスカスがつけた種を、また育てて上げたいと思いますよね。可愛がって育てたハイビスカスが結んだ種を発芽させてあげることで、より愛着がわくでしょう。
この記事では、ハイビスカスの種の採取の方法についてご紹介いたします。ぜひ参考にしてください。
ハイビスカスの種の採取方法は?
ハイビスカスは、基本的にはポット苗などで売られていますが、もちろん種から育てることもできます。それには、自宅で育てているハイビスカスで、種をつくる必要があります。
毎年夏~秋ごろに花を満開にさせるハイビスカスですが、実は種をむすぶまでになかなかたどり着かないのです。
ハイビスカスは普通、花がしぼんだあと、子房がふくらみ、大きくなって茶色く変色して乾燥させて種を作ります。ですが、その過程で育ち切らず、ぽろりと落ちてしまうこともあります。
その原因は、種が上手く受粉されていないことが考えられます。ですので、人工授粉をしてみるという手があります。
めんぼうや筆などをつかって、雄しべの先にある花粉を、雌しべにつけてあげるだけです。
ちなみに、花が咲いたばかりのほうが受粉の確率は上がると言われています。
人工授粉を行うと、種がしっかり結ばれる確率が上がったという例もあります。もし、ご自宅のハイビスカスがうまく種を作らないようなら、人工授粉をしてあげましょう。
子房がふくらんで種ができ、しっかり乾燥したら種の完成です!種をつくるとき、ハイビスカスは栄養をそこに持っていかれて花つきが悪くなると言われているので、種づくりに挑戦するのは、充分にお花を楽しんだ後にしましょう。
乾燥した種は摘み取り、高温多湿でない場所に春まで寝かせておくと、次のシーズンに無事発芽する可能性があります。封筒などの乾燥した入れ物に入れて、棚や冷蔵庫などに保管しておくと傷みません。
まとめ
いかがでしたか?今回はハイビスカスの種の採集方法についてご紹介いたしました。一生懸命可愛がったハイビスカスが結んだ種は、なんだか孫みたいで可愛いですよね。
ぜひ、種でハイビスカスを増やすことに挑戦してみてはいかがでしょうか。愛着もひとしおですよ。