ニチニチソウは白やピンク以外にも、品種改良で紫、オレンジ、複数の色、花びらがフリルのようになっている品種など、新しいニチニチソウを見かけるようになりました。暑い夏の中きれいに沢山咲いていたニチニチソウの花を来年もまた咲かせようと、採取した種の保存はどのようにすれば良いのでしょうか。こちらでは採取したニチニチソウの花の種の保存の仕方をご紹介させていただきます。

ニチニチソウ 種 保存

ニチニチソウの花の種の保存方法は?

花が咲き終わると小さな種が入っている鞘(さや)ができます。その鞘の中の黒い小さな種が透けて見えるようになったら、はじけて飛び散る前にその種を採取しましょう。黒くて小さなニチニチソウの種は、1度はじけて飛び散ってしまったら見つけるのはとても難しいのです。
採取できた種を来年の夏もまた、きれいに咲かせるために保存は大切です。種の保存には乾燥させることと、低い温度が必要です。
ただし、よく乾燥させるために日光に当てるのではなく、例えば紙の袋や封筒、ダシパックなどに入れて風通しが良く、日の当たらない場所で乾燥させます。そのさいに乾燥剤を一緒にいれておくと、よりしっかりと乾燥させることができます。

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種を保存するためには乾燥はしっかりと行ないましょう。湿気が残ったままだとカビの発生の原因になります。カビが発生するとせっかく採取した種が無駄になってしまいます。

しっかり乾燥させた種は低い温度で保存をします。保存に適した温度は約5度くらいで、密閉袋に入れて保存するのですが、約5度くらいを保つことのできる場所として、一般家庭なら冷蔵庫が良いでしょう。冷蔵庫の中でも、冷凍室ではなく冷蔵室に保存することをおすすめします。

まとめ

ニチニチソウの種は日陰の涼しい場所でしっかりと乾燥をさせて、密閉容器に入れて低い温度で保存をすれば来年の種まきに使えます。種の保存にはカビの原因になる湿気に十分注意をして、光の当たらない低い温度ということで、冷蔵庫保存が良い方法でしょう。
ただ、きちんと保存していても、発芽しない種もありますし、あまり長い間保存をしたままですと、発芽できなくなることもありますので、去年の種は今年、今年の種は来年と種まきに適した時期が来たらその都度、まくことをおすすめします。