月下美人は中南米産のサボテン科クジャクサボテンの一種です。

サボテンというと荒れた地にトゲトゲと生えている植物を思い浮かべませんか?

しかし、月下美人は森林性のサボテンで水を好み、その花は豪華さと繊細さをあわせもつ名花中の名花です。

しかし、開花するのは夜、しかも一夜限りで朝方にはしぼんでしまいます。

手をかけて育て、やっと咲いてくれた月下美人の花ですから、もう少し長く楽しんでみませんか?

月下美人 花 保存方法

せっかく咲いた花を少しでも長く楽しみたい。月下美人の花の保存方法は?

月下美人は株によっては6月から10月頃の開花シーズンの間に、3、4回花を咲かせてくれます。

しかし、つぎつぎと咲いてもその花は一夜限りで、朝にはしぼんでしまいます。

 

その儚さも魅力のひとつではありますが、せっかく咲いたその花をそのままの状態でもう少し長く楽しむために、簡単な保存方法を2つご紹介します。

 

・焼酎づけ

花が大きいので花弁が壊れないように入れられる口の広いガラスの容器を使用します。

月下美人が満開になるのは10時か11時ころ。

花の首のところから切り取って、すぐに焼酎を満たしたガラス容器の中にしっかり沈めます。

そうすれば花は閉じることなく、美しい状態を保つことができます。

徐々に花弁が透き通っていく様子も美しいです。焼酎はアルコール度数が35度のものを使用します。

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・ドライフラワー

ドライフラワーというと吊るして干して置くという方法が良く知られていますが、時間をかけると、花が縮んだり色が褪せたりする原因になってしまいます。

早く乾燥させる方法として、ドライフラワー用のシリカゲル(乾燥剤)を使い、開いた花をその中に入れて急速に乾燥させるのがおすすめです。

完成したらガラスケースや好みのアレンジをして飾りましょう。

 

最近はドライフラワー用の乾燥器なども売られていて、それを使うと短期間で乾燥させることができます。

乾燥を短期間で急速に行えば、色褪せや縮みを最小限にして美しさを保つことができます。

【まとめ】

日本では月下美人はとても人気がある花のひとつです。

 

花そのものの美しさもさることながら、一夜だけしか開花しないという儚さが、日本人の感性に何か響くものがあるのかもしれません。

満開からあっという間に散ってしまう桜にも似た潔さがありますよね。

限りがあるからこそ、その美しさも特別に思えるのでしょうね。