月下美人は、その美しさはもちろん、一度開花したら朝にはしぼんでしまうという性質から、観賞用の花としても特別な存在として知られています。
それを食べるなんてちょっとびっくりしてしまいますが、菜の花や菊の花が食用とされていることはよく知られていますよね。
月下美人のおすすめの食べ方をいくつがご紹介しますので、ぜひ一度お試しになってはいかがでしょうか。
月下美人の花の料理方法は?
・お浸し
開花して朝がたにしぼんだ花をお浸しにます。
サッと湯がいてポン酢や酢味噌などで召し上がってみてください。
シャキシャキとぬめっとした感じが混ざった、不思議な食感がやみつきになります。
・天ぷら
蕾は天ぷらにすると美味です。
揚げたての食感がたまりません。
つゆや塩などお好みのものをつけてお召し上がりください。ご家庭で天ぷらをすると、つい定番のネタばかりになってしまいますが、そこに月下美人が加わるとぐっとゴージャス感が増しますよね!
・スープ
花柄を干してスープにすると、クセが少なくとても美味です。
そのほかいろいろな野菜を一緒に加えるとスープにうまみがでておいしさが増します。
他の野菜を千切りにして加えると食感も楽しめるスープになります。
月下美人は花だけではなく、実も食用されています
もともと月下美人は実がつかなかったのですが、月下美人の仲間が食用として改良され、最近は実のなる食用の月下美人が多く出回っています。
ドラゴンフルーツ、ピタヤ、食用月下美人など、スプーンですくって食べたり、ジャムなどにしたりといろいろ楽しむことができます。
ご家庭では実がつくまでなかなか大変かもしれませんが、最近では果実として販売されているので気軽に楽しむことができるようになりました。
【まとめ】
昔から花を食べることは知られていましたが、日常的に食卓に並ぶものではなかったかもしれません。
しかし、最近では農林水産省のガイドラインに基づいて、食用として安全に栽培された花を販売しているところもあり、徐々に食用花が知られるようになってきました。
園芸用の花には食用にならない農薬が使われている場合もありますので、食用にする場合はよく管理されたものを使うことをおすすめします。
その点、ご家庭で栽培されているものは、使用する農薬も最低限、何を使用しているかはっきりしているので、安心して食べることができます。
美しい花を観賞できて、そのあとは美味しくいただけるなんて、育てる楽しみも倍増しますよね。