メキシコが原産のダリアの花は、7月から10月が咲きどきとされています。咲きどきは夏から秋ですが、贈り物として売られるのは冬が多いそうです。切花としても人気があり、その綺麗な大輪の花は、プレゼントとしても愛されてます。

プレゼントとしても需要があるダリアですが、その花言葉には感謝と裏切り、両方の意味が込められているようです。しかし一体なぜこの2つの意味が込められているのでしょうか。

 

ダリアの持つ感謝という花言葉とは?

ダリア 花言葉 感謝 裏切り

「感謝」という花言葉を持つダリアですが、その由来はその当時の情勢にあったのではないかといわれています。当時18世紀のフランスでは、市民革命があり、とても不安定な情勢でした。その当時の人たちがダリアの花を育て、その花に癒されて感謝したということからこの花言葉がつけられたとされています。

ダリアの持つ大きい大輪花はとても「華麗」「優美」であることから、不安定な情勢でも人々を勇気付けるような、前向きな気持ちを与えたのかもしれません。

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 ダリアの持つ裏切りという花言葉とは?

「感謝」以外にも、「優美」「華麗」「威厳」といったその美しさからくる花言葉を持ったダリアですが、実は「裏切り」「移り気」といったネガティブな花言葉も持っています。これらの花言葉は、ナポレオン1世の妻ジョセフィーヌから来たのではないかといわれています。

ジョセフィーヌはダリアの花を大切に自分の庭で育てていました。ダリアを愛で、自分だけ独占していました。ある時、貴婦人が庭師を使ってジョセフィーヌのダリアを盗み、育てることに成功します。そのことに気がついたジョセフィーヌはもう自分だけのダリアではないと知り、興味をなくしてしまうのでした。ダリアの持つ「裏切り」は、ジョセフィーヌに起こったこの出来事からつけられたとされています。

また「移り気」は、ジョセフィーヌの男性関係から来たとされています。

「裏切り」の説にも諸説あり、盗んだ相手が侍女であったり、貴婦人が庭師に命令して盗ませた説もあります。

 

まとめ

「美しい花にはトゲがある」ではないですが、明るい意味だけではなく後ろ向きな花言葉も持つダリアからは、さすがジョセフィーヌが愛した花、どことなく不思議と見入ってしまうような印象も感じられます。

贈り物として送る際には、こう言った花言葉の意味にも十分気を付けて、渡すことも必要かもしれませんね。