月下美人はある程度の大株になり成熟するとシュートと呼ばれる棒状の茎節がでてきます。
すごい勢いでのびてくるので部屋の中で育てていると思わず切ってしまいたくなりますよね。
月下美人はそのままにしておくと2,3メートルも生長してしまい、株姿も乱れ、室内に収まらなくなってしまいます。
栽培している場所にあった大きさになったら、見栄えよく剪定をしていきましょう。
月下美人のシュートの処理はどうするの?上手な剪定方法と育て方は?
月下美人は南米産のクジャクサボテンの仲間です。
サボテンは葉が退化してしまっていて、葉に見えるものは茎の部分にあたり、茎節、葉状茎などと呼ばれています。
月下美人はクジャクサボテンに比べると大型で、トゲはなく、茎節はつややかななめした皮のようです。
ある程度の大株になり花をつけるほどに成熟すると、長く伸びる棒状の茎節が出てきます。
これをシュートと呼んでいます。剪定を始める目安はこのシュートが伸びだしたころです。
株全体で人の背丈ほど1メートルから1.5メートルくらいに整えると、育てやすく飾りやすいでしょう。
・摘心をして高さを抑えましょう
栽培場所にあった大きさになったら、摘心をして高さを抑えます。
伸びた葉の先端を指でつまんで摘み取ってください。
摘み取った部分のすぐ下あたりから孫葉が伸びてきます。
孫葉も同じようにして先端を摘み取ると養分がたまり、花芽が充実してきます。
・シュートはハサミで切っても大丈夫!
株元からシュートが伸びてきたら一定の高さでこのシュートを切ります。
そうすると次は平たい葉が伸び、さらにその葉から出た葉から花が良く咲きます。
なんだかややこしいですが、月下美人は孫葉の先に多くの花を咲かせます。
摘んだ葉の孫葉の先に蕾がつくことを考えながら形を整えていってください。
シュートを摘心していればあまり株姿が乱れることはありません。
シュートは側葉が数枚伸びてきたものを切って挿し木にすすれば、すぐに開花株を作ることもできます。
【まとめ】
月下美人は同じ枝で長く生きることはできません。
古い枝は葉が黄色くなったり、しわが出てきたりしますので、これを目安に元から切り取ることになります。
切った後から勢いよくまたシュートが伸びだしてきます。
このように毎年剪定を繰り返し、およそ7~8年ですべての枝をリフレッシュさせることになります。