アイビーは害虫病や病気には比較的強い植物ですが、室内栽培や水のやりすぎなどがきっかけになり病気になってしまうことも。

では、いざ害虫が発生したときにどうすればよいのかについて、害虫の種類とあわせて説明していきます。

もしアイビーに虫が発生したら?駆除は早めが吉!

アイビー 虫 駆除

室内栽培でも屋外での栽培でも関係なく害虫は発生します。鉢植えでしたら土に害虫が紛れていた場合もありますし、風などで運ばれてくるようなものもいるわけです。

なので、アイビーに限らずすべての観葉植物を栽培するときは害虫の駆除方法を確認し、日々植物を観察して変化に気付くことが大切です。

話は戻り、アイビーに発生しやすい害虫はアブラムシ、ハダニ、カイガラムシ、外で栽培している場合はナメクジ、ダンゴムシ、バッタなども加わります。

特に頭を悩ませるのは寄生型の害虫かと思いますので、主にこちらの駆除方法について紹介します。

アブラムシは葉っぱや新芽、ハダニは葉の裏、カイガラムシは枝や葉っぱに寄生していることが多いので、その箇所はよく観察するようにすると見付けやすいかと思います。

これらの害虫の主な駆除方法としては、

粘着力の弱いセロハンテープ、使い古しの歯ブラシを使う

ガムテープなどだと粘着力が強すぎてアイビーを傷つけてしまうので避けた方が良いです。アブラムシ、ハダニには直接テープを貼り、そのまま剥がします。

カイガラムシは歯ブラシで優しくそぎ落とします。その際に残骸が飛び散らないようにゴミ袋などへ確実に入れるようにしましょう。

また、アブラムシ、カイガラムシは寄生している周辺が排せつ物でべたべたしており、これを放っておくと菌を引き寄せ病気になってしまうので、駆除した後は濡らしたティッシュや手ぬぐいなどで葉や茎を優しくふき取ってあげてください。

水で勢いよく洗い流す

このとき、アイビーを傷つけないように注意しましょう。ハダニは葉の裏につきますので、葉の裏にも水をかけます。

殺虫剤、農薬を使う

やはり薬剤ですので室内栽培の場合や小さいお子様やペットがいるご家庭では難しいかもしれませんが、これが一番手っ取り早くはあります。薬剤により効果のある害虫が違ったりもしますので、購入の際よく効能を読むようにしましょう。この場合もアイビーについた排せつ物は拭き取ってあげてください。

カイガラムシは成虫になると薬剤が効きにくくなる種類もあります。また、殺虫剤で駆除しても残骸が土に落ちたままだとそこから幼虫が生まれる場合もあります。きちんと取り除くようにしましょう。

発生している部分を切り落とす

既に大量発生していると、駆除がとても大変になってしまいます。可能であるのなら、その部分ごと剪定してしまうのも手です。

切り落とした部分ごと、ビニール袋に入れて捨ててしまいましょう。

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駆除方法を紹介しましたが、どの害虫も小さい個体なため大量発生するまでは気が付きにくく、そして気付いた頃にはすでに害虫が原因となって病気にかかっているパターンが多くみられます。

その上、増殖力が高く他の植物へも伝染しやすいものもおり、完全駆除には相当な時間が掛かります。

ですので、日ごろからの予防として、アイビーをよく観察して変化に気付けるようにすること、日ごろから葉水(はみず。葉に水を吹きかけること)をして葉の裏に水をかけること、密集してしまった枝を剪定して風通しを良くしてあげることが大切です。

また、木酢液を薄めてスプレーすることにより害虫予防、アイビーの健康を保つことにつながります。

農薬が使えない環境でも使えますが、継続して散布することが必要になってきますので、葉水をする際に一緒に行うのもありかと思います。

まとめ

まだ一匹しか見ていないからと放置するのはNGです。もしかしたら、見つけてないだけで他の部分に潜んでいるかもしれません。それだけ害虫の繁殖力が高いということですね。瑞々しいアイビーの葉っぱを楽しむためにも手入れは怠らないようにしましょう。