パーシーカラーはパラソルのような花姿と、赤い模様の蕾が人気のあるオキザリスです。蕾を気に入って栽培している人もいます。花径は2cmくらいで大きくはありませんが、育てやすいため栽培を始める人の多い花です。栽培しやすいと評判のオキザリス・パーシーカラーですが、植え替え方法と注意点・コツなどはあるのでしょうか。
オキザリス・パーシーカラーの植え替えは?
パーシーカラーの花期は冬の12月から3月頃、耐寒性は低い方です。真冬や降雪、霜などに当たらないように、日当たりの良い窓辺などの栽培が向いています。鉢植えですとどうしても、成長するにつれて、鉢と花のバランスが悪くなり、根詰まりも起こしやすくなり、植え替えが必要になります。ただ、オキザリスは繁殖力が旺盛で球根がどんどん増えていき、鉢の中は小さな球根でいっぱいになっていることがあります。花期が終わり地上部の茎や葉が枯れたら、しっかりと乾燥させて、9月から10月頃には分球と植え付けを同時に行い、これまで使用していた鉢よりもひと回り大きな鉢に変えることで、植え替えも同時に行なえ、パーシーカラーの花期にはきれない花を咲かせてくれます。
植え付け、植え替えのさいには5号鉢で5球程度を目安に、球根の芽が出る部分(先の尖った方)を上にして埋め、約2cmほどの深さで土をかぶせます。土は園芸用の土でも構いませんが、湿気を嫌いますので、できるだけ水はけの良い土を選ぶようにしてください。オキザリスは乾燥には強いのですが、常に水分のある状態では根腐れを起こしやすくなります。
先程も書いたように、植え付け、植え替えの時期は9月から10月頃に行ないますので、花期が終わる休眠期の3月頃からは水は与えずに雨の当たらない日陰で植え付けの時期を待ちます。
【まとめ】
・植え替えは植え付け期と同じ9月から10月頃
・植え付けと同時に行える
・植え替えのさいにはひと回り大きな鉢を選ぶ
・水はけの良い土を選ぶ
・植え替え、植え付けまでの休眠期は水を与えない
・植え替え、植え付けまでは雨の当たらない日陰に保管
パーシーカラーを鉢植えで植え替えと分球を続けて、鉢数を増やしていき、庭やベランダいっぱいに白と赤の花を増やすのも楽しみですね。