南アフリカ原産のオキザリス「パーシーカラー」
花弁がプロペラのように重なっていることから蕾が赤白のパラソルのような可愛らしい見た目をしています。
開花した花はもちろん蕾も楽しめるパーシーカラーの育て方をご紹介していきます。
オキザリス「パーシーカラー」の特徴と育て方
・パーシーカラーが見当たらない場合
パーシーカラーにはべルシコロル、バーシカラー、シボリカタバミ、パーシカラーなど別名が複数あります。
園芸店などで探す際に参考にしてください。
・パーシーカラーの特徴や育て方
パーシーカラーは通常のオキザリスと草姿がかなり異なるのが特徴です。
葉は細い線状。花色は白地に赤と鮮やか。
分枝して花をさかせつつ草丈10~20センチほど生長します。
病害虫に強く、丈夫ですが耐寒性は低めです。
秋に植え付けて花期は冬ですが、霜や雨を避けられる軒下で管理をした方がよいでしょう。
雨による球根の多湿や霜が当たると枯れてしまう可能性があります。
そのことから庭植えよりも鉢植えの方が適しています。
夏は地上部が枯れて休眠をします。
オキザリス「パーシーカラー」の枯らさない育て方
・パーシーカラーを枯らさない育て方
耐寒性が低めなので、冬場は強い霜が当たったり凍らないように注意しながら管理をしましょう。
暖かすぎる室内に置いておくと花つきが悪くなるので基本的には室外管理をします。
沢山花をつけさせるためには日当たりと水はけがよく、風通しの良い環境に置いてあげると良いでしょう。
・水や肥料のやりすぎに注意
水は土が乾いたらたっぷりと与えます。土が湿っている状態が長く続くと球根が痛んでしまいますので午前中に行いましょう。
肥料はほとんど必要ありません。肥料を与えすぎると肥料焼けや花つきが悪くなります。
・暖かくなると葉の元気がなくなる
5月ごろになると休眠体勢に入る為、地上部が枯れてきます。
球根は生きていて秋ごろになると再び芽吹いてくれます。
地上部が枯れたら水やりをストップし、雨の当たらない乾いた場所で管理を行いましょう。
休眠期間中は日陰に置いておいても問題はありませんが、湿度の高い場所は球根が痛んでしまうので注意が必要です。
【まとめ】
・パーシーカラーは細い線状の葉と、白地に赤の花を付けます。
・耐寒性がやや低めなので霜が当たらない軒下で管理をしましょう。
・草丈が小さいので小さ目の鉢で育てることができます。
パーシーカラーの注目は何といっても蕾のユニークな姿。
その愛らしい見た目から世界中で観賞用として栽培されています。
強い植物なので、うまく寒さや夏越しを行えば自然に分球し、翌年にはさらにたくさんの花を咲かせて楽しませてくれます。