オシロイバナは7月から10月頃に開花を見せる植物です。別名はユウゲショウ(夕化粧)とも呼ばれ、英語名では「Four o’clock(フォーオクロック)」とも呼ばれております。それはオシロイバナの習性が、夕方の4時頃から咲き始めるということから名づけられたと言われております。

オシロイバナの品種は、50種類ほど分布していると言われており、ほとんどアメリカ大陸が主な中心とされております。

では、オレンジ色のオシロイバナの品種にはどういったものがあるのでしょうか?

オシロイバナ オレンジ

オレンジ色のオシロイバナの品種とは?

オシロイバナの中で広く普及されているのが「ミラビリス・ヤラッパ(Mirabilis jalapa)」

と言われる品種です。この品種は熱帯アメリカでも雨林原産とされ、オシロイバナの中でも一般的に本種を指すことを表しています。

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オシロイバナが日本へ渡米してきたのは江戸時代の末期頃と言われておりますが、今ではほとんどが野生化しております。暑さには強いと言われる植物なだけあって、開花は7月頃からですが、秋の10頃までは美しく可憐に咲いている姿を見ることができます。つぼみが付き、夕方から翌朝にその花弁とほのかに漂う香りを楽しむことができますが、その命は一日しか持たない短命でもあります。ですが、こぼれ種から次々と花を咲かせていくので、いつまでの長い間その花の姿を楽しむことができます。

花弁と言ってもオシロイバナには花弁はなく、花弁と呼ばれているのは実は「ガク」が変化したものです。

【まとめ】

オシロイバナの栽培環境は、難しくはなく日当たりと水はけが良い場所であれば特に手入れは必要ありません。肥料もなく放任していても次々と咲くことができるほど、強い花とも言われております。暖かい地方であれば掘り上げる必要もなく、地上で枯れてしまっても根は残っております。よって、春の暖かい時期になると再び芽を出し始めます。

寒い地域であれば、掘り上げて球根の保管をして植え付けするのでも良いですが、種は次々と落としていくので、春頃にその種をまいてあげた方が、より簡単栽培することができます。

病害虫の影響も少ないオシロイバナですので、手軽に植物を育てて見たいと思う方にはお勧めの植物ではないでしょうか。