春の気候が落ち着き初夏を匂わせる季節になると、ふと夕方足元にオシロイバナを目にする人も少なくないはずです。このオシロイバナを咲いているのをみると、夏を感じさせてくれて、なんだか気持ちが嬉しくなるのではないでしょうか。
オシロイバナは南アメリカ原産の一年草と呼ばれていますが、実は多年草でもあります。お子さんと一緒に手軽に栽培できる花として植えられ、開花時期には花を使った遊びを楽しんでいる人もいるのではないでしょうか。
そんな面白みもあるオシロイバナですが、その色や種類にはどういったものがあるのでしょうか?
オシロイバナの花の種類とは?
オシロイバナの種類は様々ありますが、代表的なのが「Mirabilis jalapa ‘Broken Colos(ブロークン・カラーズ)」です。これは混合の花を咲かせると言われております。次に「Mirabilis jalapa Marbles Seris(マーブルズ・シリーズ)」は花色別で流通しており、「Mirabilis jalapa var.dichlamydomorpha(フタエオシロイバナ)」は一般的に、一日限りの一晩しか咲かないですが、苞は2~3日は観賞できると言われております。またその名前の通り、2重咲きのように見えるのも特徴です。他には「微笑みがえし」と呼ばれ、これは「フタエオシロイバナ」の品種であり、花色別で流通してます。最後に「Mirabilis longiflora(ナガバナオシロイバナ)」は長いと言われているだけあって、花筒は約10センチといわれております。
オシロイバナの色の種類とは?
オシロイバナの花の色は赤紫から黄色やオレンジ、白やピンク、そして絞り混ざった紫といった色が出回っております。夕方から咲くので色の識別が判断しにくいのもありますが、芳醇な香りとともにその色も楽しめるのではないでしょうか。
【まとめ】
オシロイバナは夕方に咲く花なので、日中はしぼんでおり、お庭や玄関などに置く場合にはアレンジがしにくいかもしれません。また主役の花と言うよりは、脇役になり主役を引き立てる役割をする花でもあります。ですが、主役も脇役がいてこそ際立って見えるものです。コンパクトに収まりも付くオシロイバナですので、夜にしか楽しむことができない花として、日中咲いている花とは違うアレンジをしてみてはいかがでしょうか。
開花時期は7月頃から10月頃ですが、秋の涼しく感じられるころは昼間に咲くこともあるかもしれません。