リンドウの花はとにかく種類が豊富で、日本では約18種のリンドウが自生しているといわれています。そこで、日本で見られるリンドウの品種一覧と、色の種類についてまとめました。

 

リンドウの花の種類・品種一覧

リンドウ 花 色 種類

日本で見られるリンドウで、よく知られている品種の一部を紹介します。

 

(1)エゾリンドウ

分布:北海道~本州中部・サハリン千島に自生

花期:8月~10月

花冠:筒状鐘形。

花の色:濃い青色~淡い青色(白い花もまれにあります)

花の長さ:4~4.5cm

 

(2)オヤマリンドウ

分布:日本の本州北、中部の亜高山帯~高山に自生

花期:7月~9月

花冠:鐘形

花の色:紫色

花の長さ:1.8~3m

多年草

 

(3)シンキリシマリンドウ

分布:本州から四国、九州の湿った野山に自生

花期:8月~10月

花冠:鐘形

花の色:濃紫青色で内側に緑色の斑点

 

(4)トウヤクリンドウ

分布:本州中部以北の高山帯

花期:7月~9月

花冠:筒状鐘形

花の色:淡黄色。裂片の中心から花筒には帯青緑色の斑紋

花の長さ:約3cm

 

(5) チャンボウリンドウ

分布:アルプス、ピレネーの高山に自生。多年草

花期:5月~7月

花冠:漏斗状鐘形

花の色:濃青色、中に暗色の斑点。他にも淡青色や白色もある

花の長さ:5cm

 

(6) トウワタリンドウ

分布:アルプス・アペニン山脈に自生、多年草

花期:6月~8月

花冠:狭鐘形

花の色:深青色・白色

花の長さ:3~5cm

 

(7) ナツリンドウ

分布:アジア・コーカサス・イランの亜高山帯(1927年に日本に入ってきた)多年草

花期:7月~9月

花冠:鐘形

花の色:濃青色で内側に淡色の斑点

花の長さ:5cm

 

(8) ヤクシマリンドウ

分布:九州の屋久島の高山特産、多年草

花期:8月

花冠:筒状鐘形

花の色:青紫色

花の長さ:3~4cm

 

(9) ミヤマリンドウ

分布:北海道~本州中部の高山

花期:7月~9月

花冠:鐘形

色:紫青色

花の長さ:1.5~2cm

 

(10) フデリンドウ

分布:日本の北海道~九州の山野に自生、一、二年草

花期:4月~6月

花冠:狭鐘形

花の色:青紫色

花の長さ:1.2~3m

 

(11)ハルリンドウ

分布:北海道〜九州の湿地(日本以外では中国、朝鮮半島)一、二年草

花期:3月~6月

花冠;漏斗状の鐘形

花の色:淡青色~帯紫青色

花の長さ:1.8~3cm

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リンドウの花の色の種類

リンドウの花の色は、紫色・水色・白色・ピンク色などの種類があります。中には、地色が紫に白い模様が入る珍しい品種のリンドウもあります。

どの色の花びらも際立って見えるのは、深い緑色の葉がリンドウの花の色の引き立てているからかもしれません。花びらは、5~6枚ほどで花びらの先端は尖っているので三角形といった印象があります。

 

まとめ

リンドウの種類は多く、その種類によっては見頃の時期も異なってきます。だいたい春から秋にかけて、山地など色んな場所で楽しむことができます。

リンドウの種類によっては公園で見かけることもあるので、散策しながら探してみてはどうでしょうか。