サフランは、染料や香料、香辛料としてめしべが使われるのが一般的です。薄紫色の花は、何かに使ったり食べたりすることができるのでしょうか。
サフランの花の使い方は?
香辛料などに使うためにめしべを取ります。そのあとの花は、捨てられてしまうことが多いそうです。
でも、せっかくキレイな色をしているので、押し花にして花を楽しんでもいいかもしれません。
また、お風呂に入れると血行が良くなり、体がぽかぽかするみたいです。香りや色に癒されそうですね。
それから、染物にも利用できます。サフランの産地、大分県竹田市では染物教室が体験できます。
時間は1時間くらいで、サフランの花やめしべを使った染物が体験できます。
また、家でも花びらをつぶした色水を使って、染物が出来ます。
用意するのは、
・白い布。
ウールやシルクが一番染まりやすいです。綿や麻でも大丈夫です。
・花びら
染めたい布の重さの2倍の量が必要です。
・酢
・大きめのボール
プラスチックかガラスのもの。金属はダメです。
・ゴム手袋
・ガーゼ
作り方
1.色水を作る。
染めたい布の重さの50~100倍の色水を作ります。ぬるま湯で、酢を2~4倍に薄め、花びらを入れて指でよく揉みます。
できたら、ガーゼで漉し、花びらを取り除き染色液の完成です。
2.布を染めます。
染める前に布をぬるま湯で洗います。
そして染色液に、染めたい布を1時間以上入れておきます。ムラが出ない様に、時々かき混ぜて、布が液から出ない様に気を付けます。
あとは、水洗いして、乾かして出来上がりです。
染色時間は、長くても半日か一晩にしておき、濃い色に染めたいときは、染色→水洗いを何度か繰り返します。
サフランの花の料理は?
薄紫色をしてキレイな花ですが、花は食べないようです。料理に使うのは、めしべだけのようです。
また、サフランに似た「イヌサフラン」の球根を食べてしまい、亡くなった事例もあります。
「じゃがいも」にとても似ているので、気を付けなければなりません。
まとめ
サフランの花は、押し花にしたり染物に利用することができます。薄紫色のキレイな色で、可愛らしくなりそうですね。
また、お風呂に入れて花びら風呂を楽しめます。めしべを取り除いた花の匂いは、バラに似たような匂いというので、いい香りに癒されそうですね。
また、花びらは食べることはないようです。