誰もが知っているハーブ・ラベンダー。お庭やベランダで手軽に育てられ、咲いて収穫した花を色々とアレンジして楽しむことだってできちゃいます。そんなラベンダー、上手に育てれば何年も繰り返し咲かせることができるのです。自分だけのラベンダーを長く愛でて楽しむために、挿し木以外にも方法があるということで、今回は「株分け」の方法をご紹介致します。
ラベンダーの「株分け」、その方法とは?
「株分け」とは数年咲かせたラベンダーを対象に行うものです。健康に育っているラベンダーの一つの根を半分もしくは三等分にし、それぞれ分けて育てます。根を分ける際は出来る限り清潔に保ち、可能なら手で分けるか、難しければハサミやカッターを使いその場合は道具を清潔にしてから行います。
その前の準備段階としては元となるラベンダーの水やりは控え、土を乾燥させておきます。そして良い頃合いになってきたら新しく植える方の植木鉢に鉢底ネットを敷き、鉢底石を入れ、最後にハーブ用の培養土を入れ準備完了です。
ラベンダーの「株分け」、行う際の適切な時期とは?
株分けの時期は「3月~5月」「9月~10月」です。2年から3年に一度行うのが良いでしょう。特に春は気温や湿度が植物の成長を促すので最適です。
【まとめ】
株分けの際、根を傷つけすぎるとその後枯れてしまうことになるので十分に気を付けて行ってください。
そう、実はラベンダーの株分けは専門家の方たちからはあまり推奨されていません。根にダメージがあると育ち方もいびつになる可能性があるからです。ラベンダーを増やす方法として有効とされているのは挿し木です。ではなぜ株分けをする方がいらっしゃるかと言うと、何年も健康に大きく育ったラベンダーを少し小さくしたい方や今と同じ大きさのままにしたい方にオススメなのです。株分けによって鉢を増やし色々な場所に置き楽しむのも良いでしょう。また株分けの方が挿し木よりも早く育つ点と順調に育ってしまえば割いたことでのいびつさも気にならないという点もあります。そしてご近所の方やご友人におすそ分けする、プレゼントするというにも良い方法と言えるかもしれません。
ぜひ大切に育て可愛く香りよく咲くラベンダーに癒され笑顔をもらってください。