赤黒い堂のような光沢を持つ葉を、園芸用語で「銅葉」や「ブロンズリーフ」と言います。そして銅葉キンギョソウとは、葉や茎が赤黒く光っている品種です。実際に銅葉キンギョソウを見てみると紫色の茎と葉に淡いピンクと白の清楚な花が組み合わされて、一般的なキンギョソウよりもシックでエレガントな印象を受けます。

銅葉キンギョソウは寄せ植えや切花でも人気があり、飾るととても目を引きます。明るいカラーのキンギョソウも魅力いっぱいですが、次はシックな銅葉キンギョソウを育ててみませんか?

キンギョソウ 銅葉 育て方

【キンギョソウ銅葉品種の育て方】

銅葉キンギョソウは苗を買ってきて育てることが出来ますが、ここでは種から育てる方法を説明します。

種まきは秋に行い、開花時期は春の4月~6月です。寒さと暑さの両方に強い花ですが、-10度を下回るような寒すぎる環境や、真夏の直射日光は避けましょう。

 

種まきは9月頃に行い、土に蒔かずジフィーセブンのような製品を使うと発芽までスムーズに進みます。発芽適温は15℃前後で、約10日で発芽します。発芽したら風通しの良い日当たりに置き、葉が8枚くらいまで増えたら庭に苗を植え付けます。

土は市販の草花用培養土を使い、肥料も一緒に与えます。水のやりすぎは枯れる原因になるので、土が乾きキンギョソウがしおれそうになってから水を与えます。

春になりつぼみが膨らむ頃には丈が30cm程度まで伸びますが、支柱は必要ありません。咲き始めると次々に花を咲かせ開花期間も長いので、花ガラはこまめに切り取ります。

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寒さと暑さに強い銅葉キンギョソウですが、蒸れにとても弱く枯れる大きな原因になります。花が咲いてからも風通しの良い半日陰に置き、湿気がたまらないようにお世話をします。

【まとめ】

銅葉キンギョソウの育て方を紹介しました。

銅葉キンギョソウは原種に近い品種で、葉の色がブロンズっぽいものから緑に近いものまで様々あります。草丈もあまり伸びないものもありますが、高くなると50cm位まで伸びます。草丈が伸びすぎると花が増えない場合があるので、適宜切り戻しをしましょう。そして夏の暑さにやや弱い所もあるので、真夏は温度と湿度に注意しましょう。