植物には普段から慣れ親しまれている名前の他に、学名や英語の名前などがあります。学名は専門用語なので普段は使われず、日常でよく目にする花でも学名を知らない花がたくさんあります。
キンギョソウにも英語名があり、学名はわからなくても英語名なら聞いたことがあるかも知れません。
今回はキンギョソウの学名や英語での書き方などを紹介します。
【キンギョソウの花の学名は何?】
植物には「学名」と呼ばれる専門用語の名前があり、これは世界共通で生物の種や分類に付けられる名称です。学名の命名には規則があり植物は「国際藻類・菌類・植物命名規約」で定められ、「属名+種小名」で構成される「二名法」が使われます。そしてこれはラテン語で表記されます。
植物には学名の他に日本語独自の「和名」や、英語圏で使われる「英語名」があります。
ここでキンギョソウの名前を見ていきましょう。
学名 : Antirrhinum majus
キンギョソウはラテン語ではこのように表記され、ギリシャ語の「鼻に似ている」と言う言葉が語源だといわれています。
【キンギョソウの花は英語ではどう書くの?】
学名はラテン語表記なので、私達日本人にはあまり馴染みが無い単語が使われます。しかし英語なら、なんとなくわかる単語が使われていることもあります。
英語名 : Snapdragon
キンギョソウは英語で「スナップドラゴン」と言い、日本語に訳すと「噛み付きドラゴン」の意味になります。これはキンギョソウの花を真正面から見ると口を開けたドラゴンに似ている事から付けられました。キンギョソウの品種には「~ドラゴン」と言う名前の物があり、この英語名が由来なのかもしれません。
【まとめ】
地中海沿岸地域が原産のキンギョソウの学名は、「鼻に似ている」事から付けられました。そして英語名は「噛み付きドラゴン」を意味し、口を開けたドラゴンの顔に似ていることが由来です。そして和名は「金魚草」で、花のふっくらした形が金魚に似ている事から付けられました。地域が変わると同じ花でもその見方や受ける印象がまったく違い、名前も大きく変わってしまいます。