花にはそれぞれ英名や、英語の花言葉、別称があるのをご存知ですか?
例えばバラ。真っ赤な花弁がとても綺麗で、プロポーズなどのロマンチックな贈り物としても人気の高い花ですよね。
バラの英名は「Rose」。英語の花言葉は「I love you(あなたを愛しています)」「Beauty(美)」「passion(情熱)」「romance(ロマンス)」です。
別称とまではいきませんが、青のバラなどもあり、それぞれに英名と英語の花言葉が付けられています。
そう思うと花って興味深いと思いませんか?
そこで、バラと同じく結婚式や記念日などの大切な日の贈り物としても、人気のある「カサブランカ」はどうなのか。
由来など調べてまとめてみました。
知ってた?カサブランカの花の名前の由来
まず、カサブランカの発祥とはどんなものなのでしょうか。
カサブランカは1975年ごろのアメリカで、”ヤマユリ”や”鹿子百合””タモトユリ”などを交配され、後にオランダでつくられました。
交配されたユリはすべて日本が原産ですが、生まれた土地がオランダであったことから、英名をつけられ、外国の花として分類されました。
カサブランカという日本名は、そのままの読みで日本に伝わったようですね。
ちなみに英語表記だと「casablanca」となります。
ところでカサブランカという名前ですが、どこかで聞いたことはありませんか?都市名にもつけられていますよね。
そう、モロッコ王国の都市名に「カサブランカ」があるんです。
そしてその都市名こそが、花のカサブランカの名前の由来だと言われています。
オランダで品種が固定した花は、都市名が与えられることが多かったようです。
そしてそのカサブランカは、1942年に作られた映画「Casablanca」で有名になった都市名であり、
そこからとって名付けられたといわれます。
「casablanca」の意味は「白い家」。白い大輪が、それを彷彿とさせたのかもしれませんね。
安直ですが分かりやすく、いかにも!って名前ですよね。
英語では何というの?「カサブランカの花」
・英語表記「casablanca」読み「カサブランカ」
・英名「Lily」または「Casablanca flower」「Casablanca lily」
・別名「オリエンタル・リリー」
基本的には日本に伝わっている「カサブランカ」と読みなど大差ないですね。
逆に言えば、日本へはそのまま伝えるしかなかったのかもしれません。
「Casablanca」の意味は「白い家」と言いましたが、何故そんな名前が付けられたのでしょう。
オランダでは都市名を品種とするともありますが、その他にも、
「あまりにも花びらが大きく、中には妖精が住んでいる。真っ白な妖精の家だ」
といわれていたから…という説もあるようです。とても可愛らしい由来ですね。
だから「Casa(白い)」「Blanca(家)」と言われ、そこからの派生としてモロッコの都市名につながったのではないでしょうか。
花の由来ひとつでも、様々なつながりを経て、今に至るということですね。
そう考えるとほかの花の英名なども気になってきますよね。とても面白くユーモアがあります。
【まとめ】
余談ですが、花の名前の英語表記とは別に、花言葉にも実は英語版があります。
カサブランカの英語版の花言葉は「Celebration」、祝賀という意味です。
日本語の花言葉にも「祝福」とあります。言葉は違えども、意味合いはどちらも、おめでたい時のイメージがあるのですね。
英語でも日本語でも、あまり違いがないのでわかりやすいですが、中には複雑なものもあるといいます。
今回はカサブランカでしたが、ほかの花の花言葉や、英語での名前など知っていると、博識になりますね!
そうでなくとも、調べるのもとても楽しいですし、ネットでも図書館の図鑑などにも載っているそうなので、
興味のある方はいろいろなツールを使って、調べてみてください!