百日草は切り花としても比較的流通しており、ガーデニングにも使いやすく初心者でも育てやすい花として親しまれているもののひとつといわれます。花期が春先から秋までと長く、花の形もバリエーションが豊かであることも魅力のひとつでしょう。色もシックな色からビビットなものまで幅が広く、単色だけではなく複色タイプもあるので、様々なシーンで使えそうですね。また花の大きさも直径が10㎝を超える大輪から5㎝程度のかわいらしいものまであり、咲き方もダリア咲きやカクタス咲き、ポンポン咲きなど同じ花とは思えないほどの異なる魅力を持つ種類があるようです。ところでこの百日草という名前、何か意味があるのでしょうか?ここではこの百日草の名前の由来や英語の読み方などについてご紹介しましょう。
百日草の名前の由来について
百日草という名前ですが、同じ花が百日も咲き続けるわけではなく、1つの花は2週間程度で枯れてしまうそうです。しかし、次々に休むことなく新しい花が咲くので、長期間楽しむことができるというのが由来ではないかといわれます。だいたい5~11月という長い期間咲き続けるそうで、庭の花壇やコンテナなどでも育てやすくお盆などの仏花としても便利でしょう。最近では新品種も次々に生み出されているそうで、色合いも咲き方もバリエーション豊かで、様々なシーンで重宝しそうですね。
百日草の英語の読み方は!?意味は!?
百日草は英語では『zinnia(ジニア)』といわれ、ドイツの植物学者『ヨハン・ゴッドフリード・ツィン(Johann Gottfried Zinn)』にちなんでいるといわれます。1957年に中央メキシコで彼によって野生のジニアが発見され、その後1850年にインドで八重咲の品種が認められたそうです。それを機にドイツやアメリカで様々な品種が育てられるようになり、日本には江戸末期にアメリカから渡来したと伝えられています。ジニアの読み方は、彼の姓であるZinnを英語読みにしたもので、命名したのは植物分類学を確立したリンネという人なのだそうです。
まとめ
百日も咲き続けるわけではなく、花期が長く次々に花が咲き続ける様子が百日草の由来としては一般的なのですね。また英名のジニアは、百日草を発見したドイツの植物学者の姓を英語読みしたものであるそうです。海外でも日本でも様々な品種の開発が続けられているようですので、これからが楽しみな花ともいえるでしょう。