チューリップは春の花の代表格ですが、チューリップの可愛さや華やかさからテラスなどでガーデニングを楽しむのに適しています。球根から育てるチューリップは開花時期が短く、すぐに綺麗な時期が終わってしまいます。ですが、このチューリップの魅力に引き寄せられる人は多く、チューリップを大切に育てている人は多くいます。このチューリップを、鉢植えで育てるにはどのような方法があるのでしょうか。
チューリップの鉢植えでの育て方について。
チューリップは秋植え球根に分類され、トルコ原産の植物です。植え付けは10月〜11月に行い、発根するのは12月〜2月頃です。生育し、開花するのは3月〜4月頃です。その後、4月〜6月頃に新しい球根が肥大し6月頃に収穫されて、休眠するのは7月〜9月頃です。このことから、植え付け時期は、鉢植えであっても10月頃の紅葉が綺麗に見られ始める頃が適切です。チューリップの球根は9月頃から入手することができますが、10月頃まで待つのがベストです。チューリップの鉢植えでの植え付け方法としては、球根の根が余裕をもって成長できる深めの大きな鉢を選びます。鉢は30センチぐらいの深さあるプラスチックの鉢が育てやすく、市販されている球根用のつちとの相性も良いです。深さがあると根が張りやすくなるのでボリュームのあるチューリップになります。球根は、上から見て平らなところからいちばん大きな葉っぱが出てきます。鉢植えの場合は外に向かって平らな部分を並べていくように植え付けていくとバランスがよくなります。植え付け後の水やりは重要です。植え付け後約2週間は根が伸びる重要な時期なので、土を乾燥させないように水を与えます。
冬に充分な水を与えないと根が乾燥してしまい葉っぱしか育たず花が咲かないといった状況になります。水やりの仕方も一気に与えずに土が充分に水分を吸収できるようにゆっくりと水やりを行います。水分を充分に吸えたかどうかの確認は鉢を動かすことで確認できます。動かしたときに、鉢の重さで確かめます。冬も乾燥しやすいので水やりは必要です。そのため、雨や雪の当たる場所に置くことで土の乾燥を防ぎ水やりの回数の負担も軽減されます。
【まとめ】
鉢植えでチューリップを育てることは、球根の性質や1年のサイクルを知って、植え付けの時期や水やりのポイントを注意することで、上手に栽培することができます。また、簡単に楽しむことができる花です。春に向けてチューリップの成長を楽しむのも、冬を越す楽しみにもつながります。