春の代表格のチューリップは、球根から育てるため、手間や時間がかかるという性質がありますが、春を華やかに楽しみたいと大切に育てているチューリップファンが多くいるのも事実です。鉢植えにおいてもポイントやコツをつかめば初心者でも簡単に栽培することができます。チューリップは植え付けから花が咲くまでの期間を長く必要とします。しかし花が咲く期間は短く、すぐに終わってしまいます。そんなチューリップが咲き終わったあと、どのような処理を行うのが適切なでしょうか。また翌シーズンも綺麗に花を咲かせることはでかなるのでしょうか。

チューリップ 鉢植え 開花後

鉢植えチューリップの開花後の適切な処理の方法とは⁉︎

チューリップの開花後の処理は、花摘みから始まります。花を楽しんだまたあとは、花摘み作業を行います。花は取り除き葉っぱを全て残します。このとき、花の付け根を手で折って切り、茎も葉っぱ同様に残します。この作業は、花が散る前に行います。散った花びらは、そのままにしておくと、球根の病気の原因になるので落ちた花びらは鉢に残さずすべて取り除きます。また、花を手で切り取るのは、ハサミで切り取るとウィルスが他の球根に伝染してしまう危険性があります。そのため、手で折って切り取ります。花が咲き大和妻後、葉っぱが緑色の間は水やりを行うことが重要です。この時に、水やりを行うことで新しい球根が育ちます。しかし、球根が腐る原因になるので肥料は与えません。新しい球根の収穫のタイミングとしては、気温が高くなる6月頃に、緑色から黄色に変わる時に収穫するのが、最適な時期となります。球根の外側の皮が茶色くなっていたら、掘り上げます。高原地帯の涼しい場所で育つチューリップは植えたままの状態にしていると日本の湿度の高い夏に、土の中で弱ってしまい、翌シーズンに花が咲かなくなります。これらを予防するために夏は土から掘り上げて、風通しの良い場所で秋まで保存することが大切です。丁寧に球根から根や茎を取り除きます。この時、球根を傷つけないようにします。球根に土が、付いているときは、軍手や乾いた布で土を取り除くぐらいにして、水洗いは絶対にしないやうにします。水洗いすると球根が腐る原因につながります。

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チューリップの球根は、球根が分かれていくことで増えていく形態をとります。これを「分球」と言います。1本の茎に対して大きい球根があり、その周りに小さい球根が何個かくっついています。翌シーズンに花を咲かせる力がない小さい球根は取り除き大きい球根だけを残します。植え付けの時期までネットの袋に入れて風通しの良い場所に保管します。

【まとめ】

チューリップは開花後も適切なお世話「することで翌シーズンも、花を咲かせることができます。掘り上げのときに、病気や水の管理はとても大切になってきます。掘り上げ時の球根の取り扱いにも注意が必要ですが、このコツさえ掴めば球根を増やすことができ、翌シーズンもチューリップを楽しむことができます。