独特の花の形をしていてボリューム感があり香りも良いヒヤシンスは、冬の終わりから春にかけて、いろいろなところでよく見られる花です。色や品種も多く、また、水栽培や地植えや鉢植えや切り花にしても、綺麗でどの栽培の方法でも楽しめる花となっています。そのヒヤシンスを鉢植えで栽培するには、どのようなことに注意して栽培すれば良いのでしょうか。

ヒヤシンス 鉢植え 育て方

ヒヤシンスの鉢植えでの育て方とは!?

ヒヤシンスは水栽培でも育てることもできますが、鉢植えの方が簡単にできたりします。まず、球根から育てる場合と、芽出し球根と呼ばれる花芽が出ている球根が鉢に植えられている状態から育てる場合があります。球根から育てる場合は、球根選びが重要になります。球根のお尻の部分に傷が無く、根が出てくる部分の輪が小さく、ずっしりとした球根を選ぶことが重要です。ヒヤシンスは、水はけの良い土を好みます。土を自分で配合するのも、楽しいですが、初心者など、もっと手軽に栽培するときには、肥料が配合された草花用の土が市販されているので、そのような土を使用しても植え付け可能です。鉢の素材は、さまざまな種類がありますが、一般的なものはプラスチック製の鉢で育てることが多いです。素焼の鉢は、水分の吸収が良く水はけが良くなりすぎるため土が乾きやすくなります。素焼の鉢を使用する場合は、土の成分を鉢との相性をよくするため土を調整する必要があります。

鉢植えでのヒヤシンスの植え方とは!?

芽出し球根は、すでに鉢に植わっているため、花を長く楽しむために、寒い場所に置いておくのが適しています。ヒヤシンスは花芽がつくと暖かい場所を好み、花を咲かせやすくなるので、暖かい部屋に置くとすぐに咲いてしまいます。一方で、球根から育てる場合は、球根を植える深さや球根同士の間隔に注意します。複数、植え付ける場合は、だいたい5センチ間隔で植えるのが適しています。なので、直径15センチの5号鉢なら3個の球根を植えるのがバランスがとれます。また、3号鉢のような小さな鉢で1株だけ育てることも可能です。鉢に土を入れたら、球根の頭が少し見えるぐらいの深さで植え付けします。あまり深く植え付けると、うまく根がはることができずに芽が出ない可能性があるため注意が必要です。

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ヒヤシンスの鉢植えのときの水やり方法とは!?

芽出し球根の場合は、日当たりの良い場所に置き、土が乾いたら水をあげるようにします。ヒヤシンスは球根の花なので、水分や栄養分を蓄えているので、少し水が足りなくても問題ありませんが、鉢植えの場合は花が枯れるまでは、土が乾いたら充分に水を与える必要があります。また、植え付け直後は芽が出ていませんが、この時期に水を与えないと花が咲かないため、しっかりと水を与えることが大切になってきます。

【まとめ】

このように、ヒヤシンスを鉢植えで育てるにあたり、いくつかポイントはあるものの比較的簡単に育てられる花です。また、鉢植えは室内などの少しのスペースでも栽培することができます。室内で、ヒヤシンスの花を咲かせて花の香りを楽しむのも魅力的な楽しみ方です。