菊の花には様々な色がありますが、紫色のものにはどのような品種があるのでしょうか?ちなみに菊の花言葉は色によって異なるそうで、紫色の場合は『恋の勝利』『私を信じてください』『夢が叶う』など前向きな強さを感じるものになっていますよね。
ここでは紫色の菊の品種についてご紹介します。
紫色の菊の品種について
菊には日本で古くから伝わる和菊と欧米に渡り品種改良された洋菊があり、それぞれ個性のある色合いや姿をしていますが、菊全体の花言葉『高貴,高潔,高尚』のとおり、どれも気品のある存在感を放っています。
その中でも鮮やかな赤紫色の花をつける品種は、花の持つ美しい強さを感じさせるものになっているでしょう。
存在感のある一輪咲きでは、茎がしっかりした仏事などに最適な輪菊の『精の京』やピンポンマムの『セイザック一輪仕立て』など、また『精若むらさき』や『精かじか』といった1本の茎に沢山の花をつけるタイプも多用途に使えそうな品種でしょう。
地味になりがちなお供えの花に高級感のある華やかさを添えてくれますね。
また、紫色の花といえば、食用菊として多く流通しているものがあります。品種改良されて苦味もなく香りも爽やかで、酢の物や天ぷらにしたりお吸い物や寿司などに散らしたり、色々な楽しみ方ができるようです。
食用菊には黄色と紫色のものがあり、紫色の品種は『延命楽』という品種で、花びらが筒状になっているので食感がシャキシャキしているのが特長です。
生産される県によりそれぞれ呼び名があり、山形県では『もってのほか』、新潟県では『カキノモト』とよばれています。
まとめ
仏事などにも重宝しそうなしっかりとした茎に鮮やかな赤紫色の花をつける品種をご紹介しました。白や黄色の花が中心になるため、色合いのアクセントにもなりますね。また、食用菊には黄色と紫色の品種があり、これも食卓を華やかに彩ってくれることでしょう。
様々な色合いと個性ある花姿のバリエーションが菊の魅力のひとつなのかもしれませんね。