マリーゴールドは、丈夫で栽培しやすく初心者向けの花となっています。また、ほかの植物を害虫から守る役割を持っています。
しかし、そんな丈夫なマリーゴールドの葉っぱが急になくなったりすることがあります。それは一体何が原因で葉っぱがなくなるのでしょうか。
マリーゴールドの葉っぱがなくなる原因とは!?
害虫を寄せ付けないマリーゴールドですが、マリーゴールドも害虫の被害に遭うことがあります。害虫は、作物や植物を標的にし、害を与える虫です。
マリーゴールドは、葉っぱが標的になることが多くあります。害虫は、マリーゴールドの葉っぱを好むため、花だけ残して葉っぱを食べつくします。
そのため、あっという間に葉っぱがなくなることがあります。マリーゴールドの葉っぱを好む害虫はさまざまで、ハスモンヨトウ虫・ナメクジ・ハエモグリバエ(マメハモグリバエ)などがいます。
これらの害虫は、害虫によって葉っぱの食べ方が違うため、食べた跡を見ることで害虫を特定する材料につながります。
マリーゴールドの葉っぱを食べる害虫とは!?
まず、ハスモンヨトウ虫は、イモムシのような形態の害虫です。ハスモンヨトウは葉っぱに不規則に食べられた跡があります。夜の間に活動します。
活発なときは、葉脈以外を食べつくしてしまうこともあります。ナメクジもハスモンヨトウと同じく不規則な食べ跡を残します。
この2種類の害虫の違いは、ナメクジは葉っぱにネバネバした粘液状の這ったような跡があります。柔らかく新しい芽を好みます。
そのため、生育に影響がでたり花が咲かなくなったりします。ハスモンヨトウもナメクジも見つけ次第、すべて除去します。虫に抵抗がある場合は、薬剤を使用することが最適です。
ハエモグリバエは、葉っぱにくねくねと蛇行した白色の線状に食べた跡を残します。名前の通り、ハエの一種で葉っぱを食べてさなぎになり、成長します。
放置すると、生育が悪くなり枯れて葉っぱが早く落ちるなどの症状が進行します。白くなった線状の先に幼虫がいるので、その部分を押しつぶして幼虫を駆除します。
葉っぱの中にも幼虫が潜んでいるので、その幼虫は薬剤を使用することで駆除できます。
まとめ
このように、丈夫なマリーゴールドでも害虫に侵されると生育に影響が出たり、枯れてしまったり、食害が進むとすべて食べつくされてしまい再起不能な状態になります。そういった状態になる前に、しっかりと観察し栽培することが大切です。