害虫を寄せ付けない、コンパニオンプランツとしても有名なマリーゴールドですが、実は、線虫に対しての効果以外は定かではありません。

では、線虫に効くマリーゴールドの品種や、その効果がどういうものなのか見ていきましょう。

マリーゴールドの品種で線虫に効果があるのは?

マリーゴールド 線虫 品種

地上の虫たちに効果があるとは確認できていないマリーゴールドですが、ネグサレセンチュウ類ヤコブセンチュウに対しては効果が確認されています。

この2つの線虫に対して、マリーゴールドの出す「テルチオフェン」が根に入り込んだ線虫を死滅させるといわれています。

マリーゴールドの品種の中で、何が一番効果を発揮してくれるのかといえば、アフリカン種の一部を除き、ほとんどの品種が線虫に効くとされています。

ただし、フレンチ種、アフリカン種の種類によって効果の違いがあります。線虫の種類にも効果が違いますので、注意が必要です。

一部のアフリカン種とは、キューピッドイエローとキューピッドオレンジのことで、どちらもキタネグサレセンチュウが増殖してしまったという報告があるようです。

しかしながら、安定して効果を発揮しているのは、キタネグサレセンチュウで、ネコブセンチュウはまだまだ不安定な部分があるようです。

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この線虫というのは非常に小さく、成虫、幼虫共に細長く、体長は1mm弱、透明に近いので肉眼での確認はほぼ不可能とされています。

その中で、マリーゴールドの効果が確認されているネコブセンチュウは、分泌物で寄生した部分の細胞をコブの様に肥大させて、養分を取りつつ繁殖していきます。

ネグサレセンチュウとは、寄生した部分の細胞を腐敗させてしまいます。

フレンチ種とアフリカン種では、フレンチ種の方が効果の現れる線虫の種類が多く、アフリカン種は大きくなり、根の張りがよく、その為ムラなく効くといわれています。

特にアフリカン・トールという品種がもっとも高い効果を得られると考えられています。

まとめ

マリーゴールドの品種で、フレンチ種とアフリカン種どちらにも線虫に対しての効果がある事が分かりました。栽培した花や野菜などと一緒にマリーゴールドを植えて、線虫から守りましょう。