ペチュニアは、鉢植えやプランターに植えてベランダで育てたり、大きな花壇にたくさん植えたりとガーデニングには欠かせないの定番の花です。育てやすく、手をかけた分だけ長くたくさんの花をつけてくれるので初心者にも上級者にも人気があります。

そんなペチュニアの花が、気が付いたらボロボロになっていたということはないでしょうか?昨日までは綺麗に咲いていたのに翌朝水やりの際に発見した、ということもあるでしょう。それは花が虫食い被害に遭っているのです。今回はペチュニアの虫食い被害の原因と対策方法について紹介します。

ペチュニアの花の虫食い。犯人はナメクジ!

ペチュニア 花 虫食い

ペチュニアの花をボロボロに食い荒らしている犯人は、間違いなくナメクジです。ナメクジは昼間、日の当たらない湿った場所に隠れ、夜間になると姿を現して柔らかい花弁や葉、新芽を食べてしまします。

ナメクジは湿気のある場所を好みます。水やりで湿っている花壇や鉢植え、プランターはナメクジの好む環境になりやすいです。プランターの下や花壇に置いてある石の下などを住処としています。

また、酸性の土を好むので、ペチュニアを育てている土が酸性になっているとより発生しやすくなってしまいます。

ナメクジは雌雄同体の生物なので、たとえ一匹しかいなくても産卵することができ、その数を増やしていきます。5月から11月の産卵時期になると活発に活動し始め、小さい透明な卵と共によく見られるでしょう。

ペチュニアの虫食いを予防するには、ナメクジの嫌う環境を作る

ナメクジを一匹でも発見したら、その都度ピンセットや箸などで取り除いて駆除しましょう。しかし、一匹いたらもっといるのが害虫なので、一匹でも発生させないためにしっかりと予防することが大切です。

まずはナメクジが好む環境を作らないように心掛けます。ペチュニアの周りの雑草をこまめに抜き、余計な新芽や腐った葉を放置するのはやめましょう。

スポンサードリンク

常に周囲を綺麗に保ちます。湿気を防ごうにも水やりをしないわけにはいかないので、プランターの下などナメクジが来そうな場所にはあらかじめ駆除剤を置いておきましょう。

次に、ナメクジが嫌う成分を花壇やプランターに撒きます。梅雨に入る前の4月頃から撒き始めると効果的です。ナメクジが嫌う成分のひとつはカフェインです。

コーヒーを淹れた後のコーヒーかすをしっかりと乾燥させ、花壇やプランターのナメクジが寄り付きそうな所に撒きます。

このコーヒーかすは微生物が分解して肥料にもなるので環境に優しい方法でもありおすすめです。他に石灰を撒く方法があります。

ナメクジが酸性の土を好むので、土に石灰を撒いてアルカリ性にします。ペチュニアは品種にもよりますが弱酸性から中性の土を好むので、中性に保つとよいでしょう。

まとめ

ペチュニアを屋外で育てていると、どうしても病害虫の被害に遭ってしまいます。どんな症状でも見た目が悪くなってしまうのは残念ですし、それが綺麗な花がボロボロにされてしまうとなるとなおさらです。

ペチュニアの花の虫食い被害の犯人はナメクジしかいないといっても過言ではないので、ナメクジが好む湿気のある環境を作らないようにして、駆除剤やナメクジが嫌う成分をあらかじめ撒いておくことで発生を予防しましょう。