スミレは古くから親しまれてきた花で、山菜の一種として食用にされてきたと言われています。
またスミレには体に良い作用もあるため、お茶にして飲むこともあるそうです。
そこで今回の記事では、スミレの花の食べ方について説明したいと思います。
スミレの花はどうやって食用にされていたのか?
スミレは、日本に50~60種類自生していると言われています。
野山などに多いと思われがちですが、普通に道端などでも見られる身近な植物です。
古くから親しまれているスミレは、食用や薬用をしても用いられることがあると言われています。
山野草のスミレは山菜として、煮物、天ぷら、スミレご飯、花の二杯酢、葉の和え物、お浸しなどで食べることができるそうです。
特に食用として多く用いられるのがオオバキスミレ、スミレサイシン、タチツボスミレだと言われています。
オオバキスミレは黄色い花を咲かせるスミレで、ビタミンCを含み、山菜料理の彩りにも使用されるそうです。
スミレサイシンは花はもちろん、若芽を天ぷらなどにすると良いそうです。
タチツボスミレは薄紫の綺麗な花色を生かして飾りに使われることが多いとされています。
薬用では、血圧を下げる働きのあるルチンが含まれているため、スミレ茶にして飲むと効果があるとされています。
また、スミレの葉を良くもんで傷口や腫れなどに貼ると、解毒効果や、腫れを採る効果があると考えられているようです。
また、海外ではスミレ類の中でも、花に香りのあるニオイスミレを砂糖漬けにしたものが親しまれているそうです。
ほのかなスミレの香りと金平糖のような舌触りで人気があり、また咳止めや口内炎の消炎剤としても効果があると言われています。
ニオイスミレの砂糖漬けは、花びらに卵白を薄く塗ってグラニュー糖をまぶして乾燥させるだけですので、簡単に作ることができるそうです。
ただし、ニオイスミレの種と根には毒が含まれており、非常に危険だとされていますので、食べる場合は花と葉だけを採取するように気を付けましょう。
まとめ
スミレの花は古くから観賞するだけでなく、山菜として料理に、また薬用にも用いられ、親しまれてきたそうです。
さらに近年ではエディブルフラワーとして食卓を彩ることも多く、スーパーなどで売られていることもあるようです。。
機会があったら、お料理に使用してみてはいかがでしょうか?