棘があっても、やはり美しいと感じるバラ。そんなバラを育てていても突然枯れてしまったという経験をした方も多いはず。新葉はもちろん、つぼみや新芽なども。
特に新葉の一部がチリチリとした感じでしおれてきたのなら、虫による影響も考えられます。
では、新芽が枯れてしまう理由にはどういったものがあるのでしょうか。
バラの新芽がしおれる理由とは?
バラのつぼみがついていると発見したのもつかの間、気づいたら突然しおれている!新葉が枯れている!と驚かれてしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
それはただ単純に水切れや肥料によるものではない可能性があります。その正体は、虫によるものです。
その虫は「バラゾウムシ」と呼ばれている虫で、一部だけ枯れてしまう場合はこの虫によるものと思っていていいでしょう。
水切れの場合にはすべての茎や葉先が茶色くなったり、全体的にみて黄変する傾向にあります。
この「バラゾウムシ」は体調が2mm程度でとても小さな虫です。その正体をしらなければ、見つけることが難しいです。
この虫が住み着きやすいところは、主にバラの新葉やつぼみの首元に極小の穴をあけて、バラの養分をとってしまいます。一部にしかチリチリと枯れていないので、全体が大丈夫な場合は、この「バラゾウムシ」が原因である可能性が高いです。
しおれた時の対処法とは?
バラを守るためにできる一番の対処法は、毎日すみずみまで「観察」してあげることが最も大切なことです。
毎日観察することによって、この虫がどこにいるのか大体検討が付くようになります。この虫は新葉が出始める春の4月頃から、涼しくなる秋の11月くらいまで活動します。
主に葉っぱの裏に潜んでいることが多いので、よく観察しましょう。
またこの虫を見つけたら、手のひらに落として退治しましょう。人には害はないので、素手で触っても何の影響もありません。
まとめ
屋外で育てている植物には虫による被害が大きいですよね。ある程度は仕方がないのもありますが、それでも大事に育てているバラが枯れてしまっては悲しい気持ちになってしまいます。バラにとって悪影響がある虫はこのほかにもあります。
きちんとバラのことを理解して、基礎的な知識をもとに大事バラを育ててみてください。そして、大事なバラを守る事ができるのは、バラの顔を毎日みてあげることです。
いまあるバラを大切にして、長く育てていくことが、バラにとっても私たちにとっても、幸せな出来ことなのではないでしょうか。