いつもは苗から育てている人もたまに、種から育ててみようと考える人もいるのではないでしょうか。種から育てる楽しみは、芽が出て成長していく過程を見ることができるという点だと思うのですが、何日たっても芽が出ないことがあるのですがそれはなぜでしょう。
ニチニチソウの種から芽が出ないのはなぜ?
ニチニチソウの種から芽が出ないのにはいくつかの原因があります。
1.種をまく時期が早過ぎる
ニチニチソウは気温が低いと芽が出ないことがほとんどです。そのため種をまくのは暖かくなってからが良いのですが、早く花を見たいと思うあまり適した気温になる前に種をまいてしまうと、せっかくの種から芽は出なくなります。最低でも20度を下回らない気温になるまで待ちましょう。
2.種をまく場所がニチニチソウの種の環境にあっていない
ニチニチソウは日光を好みますが、種は日光を嫌うので、日陰にまいた方が種から芽が出やすくなります。また日当たりの良い花壇などにまくと水分の蒸発が多いので、発芽に必要な湿度も不足します。種をまいたら新聞紙などで日光を遮り、湿度の不足も防いで、朝と晩に水をたっぷりあたえましょう。
3.種自体に問題があった
同じニチニチソウから同じ日に採取した種を、同じ日にまいても芽が出る種と出ない種があります。それはその種に芽を出す力がないのかもしれません。発芽できない種は、まく前に取り除く必要があります。
取り除くには、洗面器やコップなどに水をためて種をいれます。沈んだ種は発芽できる種、沈まない種は発芽できない種と思ってよいでしょう。ただ絶対はありません。沈んだ種の中にも芽が出ない種も混じっていると思いますが、芽の出ない種を減らすことのできる良い方法です。
まとめ
種から芽が出ないのは、1.種をまく時期が早過ぎる、2.種をまく場所がニチニチソウの種の環境にあっていない、3.種自体に問題があった、この3点に注意して種をまいてみましょう。
ただ、種から芽が出るのは簡単なことではなく、ちょっとしたことで芽が出なくなり、何十個も種をまいて、3~4つくらいしか芽が出ないこともあります。 ただ、たったひとつの芽が花を咲かせそこから沢山の種が採れ、また来年の種まきの楽しみにつながりますので、種からの栽培に是非挑戦してみてくださいね。