オシロイバナは、南アメリカが原産の多年草植物です。

日本には、江戸時代に渡ってきました。

花が美しいので、観賞用として栽培されていますが、とても丈夫な植物なので野生化もしています。

そのオシロイバナの種を割ると、中に白い粉があります。その粉はどんな成分なのでしょうか。

 オシロイバナ 種 白い粉

【オシロイバナの種にある白い粉の正体は?】

オシロイバナは、夕方に花を咲かせます。

多くの国で、「夕方に咲く花」と名前がつけられています。

日本では、種の中にある白い粉が、お化粧に使う「おしろい粉」のようなので、オシロイバナとつけられました。

突然変異を起こしやすく1本の草から、違った色の花が咲くので、学名は「Mirabilis」。

ラテン語で「不思議な」「驚異」と呼ばれています。

花自体は、一晩しか咲きませんが、開花時期は次々と新しい花を咲かせます。

花の時期が終わると種ができます。ですが、この種に見える部分は実は、果実なのです。

その果実を割ると、種があり、その中から出てくるのは、白い粉です。

その正体は、胚乳です。

普通、胚乳は固まっているのですが、オシロイバナの場合は粉状になっています。

胚乳は、植物が芽や根を出すために栄養を蓄えている部分です。

 

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【オシロイバナの粉には毒がある?】

先にも書いたように、粉は胚乳の部分です。

成分は、でんぷん・脂質・たんぱく質を多く含みます。

なので、白い粉には毒はありません。

白い粉を水で練って、ニキビや吹き出物につけ外用薬として使われていたこともあるそうです。

江戸時代には、おしろいの代わりに使っていたこともあるようです。

「色の白いは七難隠す」というぐらい、江戸時代は肌の白い人は美人とされていました。

一昔前は、小さい女の子たちはお化粧ごっこをして遊んだりしていたようです。 

【まとめ】

オシロイバナの白い粉は、胚乳の部分です。

胚乳の成分は、でんぷん・脂質・たんぱく質です。

なので、粉には毒はありません。その粉を使って、江戸時代はお化粧をしたり、水で練って、ニキビや吹き出物の薬として使われていました。

一昔前には、小さい女の子たちが、お化粧ごっこをして遊んでいました。

女の人に身近な植物だったのですね。