カランコエを育てていると、よく「挿し芽」や「挿し木」と言った言葉に出くわします。
株を増やす方法のひとつだという事は分かるのですが、文字だけ見ると、何だか難しそうですよね。
また、どのタイミングで作業を行えばいいのか、分かりません。
そこで今回は、多肉植物であるカランコエの挿し芽に適した時期と、挿し木との違いについて紹介したいと思います。
【カランコエは「挿し芽」?「挿し木」?最適な時期はいつ?】
植物(主に観葉植物や樹木など)を増やしたい時に用いられる方法として、挿し芽(or挿し木)というものがあります。
これは、元となる植物の株から枝や茎を切り取って、新しい根を張らせることによって繁殖させる方法です。
元となる植物が樹木である場合は「挿し木」、草花である場合は「挿し芽」と呼んで区別します。(方法はどちらも変わりません。)
カランコエは草花に該当するので、挿し芽と呼ぶのが適当でしょう。
挿し芽は切った植物の一部を土に挿して、それを根付かせることによって株を増やす、いわゆるクローンを作るような方法ですので、元の株が弱っている状態だと、うまく繁殖させることができません。
なので、一番はカランコエの成長が活発になり始める、4~5月頃が、挿し芽をするのにふさわしい時期と言えるでしょう。
秋の9月頃も、湿度・温度ともに安定した季節ですので、カランコエの挿し芽をする時期としてお勧めです。
逆に、カランコエは高温多湿に弱い植物です。
真夏の暑い時期は、元株が弱っている可能性が高いので、挿し芽をするのは控えましょう。
冬の寒さにも弱い植物ですので、冬に挿し芽をするのもお勧めできません。(気温が5度を下回ると休眠してしまうので、枝を切り取っても新たな根が生えてこない可能性が高いです。)
カランコエも人間と同じで、心地良い環境にいる方が大きく育ちます。
1年中鑑賞できる植物ではありますが、増やす時期には万全の注意を払い、極端な変化の起こる季節には控えるようにしましょう。
【まとめ】
カランコエは挿し芽をする時期さえ考えれば、非常に簡単に増やすことのできる植物です。
また、カランコエが育ちやすい環境を整えることは、人間の住みやすさを良くすることにも繋がります。
ぜひ、カランコエの日々の成長に気を配り、たくさんの株を育て上げてくださいね!