多肉植物のカランコエを育てているのだけれど、最近花のつきが悪くなってきたと感じる・・。
そんな方はいらっしゃいませんか?もしかしたら、長く栽培している中で、葉が茂り過ぎているのかもしれません。
今回は、長く伸びすぎてしまった茎葉の剪定方法と、適切な時期についてご紹介したいと思います。
【カランコエの切り戻しの方法とは?いつの時期が最適なの?】
カランコエは多年草なので、長期間育てていると、茎や葉っぱが必要以上に伸びきってしまうことがあります。
そのまま放置していると、花のつきが悪くなったり、そもそも見栄えが悪くなってしまいます。
その為、1~2年に一度は、剪定を行う必要があるのです。これを、「切り戻し」と言います。
切り戻しは、長く伸び過ぎてしまった葉っぱや茎を、最適な長さにまで切り落とす作業です。
こうすることで、株全体をコンパクトに整えることができます。
また、カランコエの生命力は強力なので、葉や茎を短く切り落とすことで、今までよりもしっかりとした株に育ちます。
作業はとても簡単ですが、かなり大胆に切り落とさなければならないので、思い切りが必要です。
切り戻しに適した時期は年に2回あって、成長が始まる前の3~4月と、9月の開花が終わった頃に行います。
くれぐれも、花が咲いている時期や、ぐんぐんと成長している時期には行わないようにしましょう。
植え替えの時期と被っているので、植え替えついでに行うと、作業も短縮されて楽だと思います。
具体的なやり方は、根元から10cm程度の長さを残して切り落とすだけです。
見た目だけで言えば、「こんなに切り落としてしまって大丈夫だろうか?」と心配になるかと思いますが、カランコエの生命力は強いので、1か月ほどもすれば、また新しい芽が生えてきます。
また、切り落とした葉っぱや茎は、挿し木として利用するのも良いでしょう。
大きな株を整えると同時に、また新たな命の誕生を楽しむことができます。
切り戻しを行う際は、園芸用のハサミやナイフを使うことで、切り口も綺麗に切れますし、作業もスムーズに進むことと思います。
【まとめ】
長年大事に育ててきた株を、自分の手で切り落とさなければならないのは勇気が要りますが、そうすることで、より強い株を育てていくことができます。
適切に整えられたカランコエの株は、春になる頃にはたくさんの花をつけて、あなたを楽しませてくれるでしょう。