ひまわりを育てる時に注意したいのが、植え替えです。ひまわりは一年草で、大変根が弱く、植え替えに耐えられないため、植え替えの必要はありません。むしろ植え替えで根を傷付けてしまうと、せっかく育てたひまわりを枯らしてしまう可能性もあります。正しい知識を備えて、立派なひまわりを育てましょう。

ひまわり 植え替え 時期 タイミング

ひまわりの植え替え時期について

ひまわりの根は直根性です。直根性とは、根が地中深くまで枝分かれすることなく、真っすぐに伸びていく性質のことを言います。地中深くに伸びた後に分岐するものもありますが、基本的には太い根が下に伸びていく性質です。この性質を持つ植物は、少しでも太い根を痛めてしまうと、植物全体へ大きなダメージを負ってしまいます。そのため、うまく根付くことが出来なくなるばかりでなく、枯れてしまう場合もあります。もし苗の植え付けをする場合は、根をほぐさず、触らないように注意しながら、そのまま土に埋めるような感じで植え替えを行ってください。

ひまわりを育てる際は、植え替えをしない前提のもとで、植え付け場所を選んでください。場所は、日当たりが良く、風通しの良い所に植えると良いでしょう。風通しが悪いと、病害虫の被害に遭い易くなりますので、注意が必要です。植える時期は、4月下旬~6月が良いでしょう。

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ひまわりの植え替えのタイミングは?

種蒔きを終えて、本葉が5〜6枚出た頃に、植え付けを行ってください。目安としては、6月頃になります。その際、苗を育てているポットなどの大きさより少し大きめの穴に、苗の根を傷つけないように注意して植え付けます。しかし、ひまわりは根が弱いため、可能であれば、植える場所に種を蒔き、移植せずに育てる方が良いです。苗を間引きしながら育てると、見栄えが良くなります。これは、ひまわりの品種によって、脇からも芽が出て来る場合があるからです。そのままにすると、そこから小さな花が咲いてしまいます。1本立ちのひまわりを希望する方は、芽が出て来る度に摘心を行うようにしましょう。

ひまわりの種は、開花後から約1.5ヶ月~2ヶ月掛けて種になります。これを天日干しで乾燥させてから取り出し、種として蒔くことで増やすことが出来ます。

【まとめ】

ひまわりは直根性で根が弱いため、植え替えの必要がありません。むしろ、植え替えで根を痛めてしまうと、枯れてします。そのため、可能であれば、植え付け場所に直接種を蒔く方法が良いでしょう。苗を植え替えが必要な場合は、本葉が5~6枚出た頃に、根を傷付けないように注意して、植え付けを行うことが大切です。