ユリ科チューリップ属に属するチューリップは、トルコ原産。古くはトルコの外貨獲得のための主要輸出植物であり、経済に大きく影響を与えた花になります。
花愛好家だけでなく、観光客の目を楽しませるチューリップは、世界各地で観光客を集客できるためのイベントの一つとなっており、国花・県花・市花にする国も少なくありません。
そのチューリップ。いつ球根を植えれば、キレイに花を咲かせることができるのでしょうか。また、植え替えの時期はいつなのでしょうか。
チューリップの植え替えに最適な時期は?
チューリップの花をキレイに咲かせるには、10~12月に植え付けることをおすすめします。
紅葉を愛でる時期に植えると憶えておきましょう。冬の寒い時期を過ぎて、温かくなる春先になると、気温の上昇ともに、春を感じ、キレイな花を咲かせてくれます。
ちなみに、冬の寒い時期は、チューリップは根を伸ばす時期になります。鉢植えを部屋の中に置いている方は、天気の良い日は外に出し、たっぷりのお日様に当ててやりましょう。
キレイな花を咲かせる球根を選ぶ時のコツについてですが、大きくて重いもの、傷がなくツヤのあるものを選びましょう。品種によって球根の大きさには差がありますが、同じ品種の球根を選ぶ場合、大きくて重いものを選ぶことをおすすめします。
チューリップは、あまり手間をかける必要はありませんが、キレイな花壇をつくるポイントは、密植することです。他の花と違い、チューリップは1本の茎から1つの花しか咲きません。間を開けて球根を植えると、何だか寂しい感じがしませんか。花壇でも、鉢植えでも、密に植えることをおすすめします。
では、チューリップの植え替え方法についてですが、球根を植え付ける前に、球根を消毒剤に15分ほどつけておきましょう。
庭に植える場合は球根2つ分くらいの深さに、鉢植えの場合は球根の頭が地面から2センチほど下にくるように植えてください。浅く植えると、根が下に伸びる力で球根が上に持ち上がり、土の表面からはみ出してしまうこともありますので、注意しましょう。
まとめ
チューリップの球根を植える時は、土に元肥を混ぜておきましょう。元肥とは、長期間効果が続く肥料のことになります。植えたら、たっぷりの水を与えましょう。その後の水やりは、表面の土が乾いた頃を見計らってやるだけでOKです。あまり手間ひまをかける必要はありません。