カポックは、基本的に肥料を与えなくても育ちますが、それでも与えた方が早く育ちます。
しかし、肥料も与えればいいというわけでもありません。特に心配なのが、植え替え時の肥料の与え方です。
今回は、植え替え時の肥料を与えるタイミングにについて紹介します。
カポックを植え替えたときの肥料を与えるタイミングは?
カポックが生長してくると、それまでの鉢ではもう育てることができなくなります。それで植え替えを行う必要があるのですが、植え替えにはカポックに対して大きなストレスがかかります。
ストレスがかかっているカポックに肥料をすぐ与えてしまうということは、人間でいうと弱っている体に必要以上の栄養を与えるということになります。
カポックの場合は肥料焼けをおこし、最悪枯れることもあります。
植え替え後は、養生といってしばらくカポックを安静状態にする必要があります。具体的には、比較的明るい日陰においておき、風もなるべくあたらないような場所においておきます。水も土が乾くまで、あげないで下さい。ただし、葉水は乾燥を防ぐためにこまめにあげるようにして下さい。葉水を与えることで、害虫の予防にもなります。
植え替えが終わってから1週間ほどで回復過程に入っていきます。この時も環境を急激に変えないことが大事です。日当たりに関しては最初は木漏れ日を軽く充てるような感じで少しずつもとの環境に戻して下さい。水やりと葉水に関しては、同じように行って下さい。ただし、季節が冬の場合は、土は乾燥気味に管理して下さい。葉水についてはそのままあげて下さい。
肥料は、最低でも1週間はあげなくても大丈夫です。
できれば2週間くらいたってから上げた方がよいでしょう。
春から秋にかけては、肥料は遅効性の化成肥料を上げて下さい。遅効性肥料は、2カ月くらい効果が持続します。
冬には植え替えを行わないのが原則ですが、それでも冬に植え替えした場合は、カポックを暖かい環境において、少しだけ与えて下さい。
【まとめ】
カポックの植え替え作業とは、人間でいうと大きな手術をするようなものかもしれません。
人間でも手術の後は、しばらく食事をしませんね。そのように考えると、すぐに肥料はあたえられませんね。