花のような部分がハート型で赤くまるでビニール製の作り物のように見えるアンスリウムは、グァテマラやコスタリカなどに分布する植物です。品種が多く種類によって葉っぱや花の形や大きさが違い、とても魅力たっぷりの観葉植物です。

 

高温多湿の環境を好みますが、土が多湿になると弱っていきます。そして害虫が付きやすいので、対策が必要です。

観葉植物 アンスリウム 病気

【観葉植物アンスリウムの葉っぱにはどんな病気がある?】

アンスリウムは熱帯アメリカなどに自生している植物なので高温に強いのですが、強い日差しに弱い特徴があります。夏の強い日差しや西日に当たる場所で育てると、葉焼けしてしまいます。したがってアンスリウムは、カーテン越しに日が入る明るいお部屋で育てます。もしも屋外で育てるなら、遮光ネットを使うと日差しが避けられます。

 

基本的にアンスリウムは、病気にかかりにくい植物です。しかし害虫被害にあいやすいので、十分な対策が必要です。

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<アンスリウムの葉っぱを傷める害虫の種類>

①ハダニ:0.5mm程の小さな害虫ですが、葉っぱの裏に住みついて栄養を吸い取ります。ハダニが栄養を吸い取った葉っぱは白くなり、枯れる原因になります。

②アブラムシ:2mmほどの大きさで、大群で住みつくことが多い害虫です。アブラムシが付くと葉にすす病菌と言うカビの一種が発生します。

③カイガラムシ:茎などに寄生して栄養を吸い取ります。そのまま放置しておくと、葉が枯れてきます。

④ナメクジ:梅雨時などに発生し、葉や花など何でも食べます。

⑤ダンゴムシ:ナメクジほど大食漢ではありませんが、葉や花を食べます。

 

害虫の発生は、専用の殺虫剤を使うことで防ぐことができます。屋外において世話をするときや発生しやすい季節には、早めの対策を取りましょう。

【まとめ】

アンスリウムは害虫が付きやすいので、外で育てるときは特に注意が必要です。もし害虫を発見したら、すぐにその葉を取り除きます。そして殺虫剤を適宜使用して、再び被害に合うことを防ぎます。