伸びすぎた茎を切り取って株を短く整える事を「切り戻し」と言います。
ガザ二アも放っておくと大きく育つためある程度のタイミングで切り戻しが必要になります。
今回はガザ二アの切り戻し方法や時期についてをご紹介します。

ガザ二ア 切り戻し

ガザ二アを切り戻しする理由

ガザ二アに切り戻しが必要な理由は3つあります。
・株の大きさや形を整える
ガザ二アは15㎝~40㎝ほどの草丈になります。
大きくなりすぎるとスペースを取ってしまったり、鉢からはみ出てしまうので切り戻しをして大きさを調整します。
伸びっぱなしで不格好になったものを綺麗に整える役割もあります。

・生長を促す
大きくなると花に養分がうまくいきわたらなくなってしまいます。
切り戻しを行うことによって、不要な茎を減らして新芽や花へ養分を回して成長を促します。
ガザ二アの種を作りたい場合も切り戻しをすることによって栄養が回り、熟成した大きな種ができやすくなります。

・風通しをよくする
葉や茎が密集すると湿気がこもり、病害虫発生の原因となってしまいます。
ガザ二アは湿気に弱く、根元が弱ってしまうと枯れやすくなります。
余計な花や葉を切り戻すことによって風通しがよくなり、病害虫の予防ができます。

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ガザ二アの切り戻しをするタイミング

・花が咲き終わった後
咲き終わった後のガザ二アの花は種を作ろうとして栄養を吸い上げます。
種を作らない場合は花が終わった後、花首(花のすぐ下)を切り落としましょう。
咲き終わって間もない花は元気な花と見分けがつきにくいです。
日が当たっていても開かない花は咲き終わりです。
種を作る場合もすべての花がらを残しておく必要はないので何個かにしぼり後は切り戻します。

・不要な葉や茎が育ってきた
無差別に伸びた葉で風通しが悪くなってきたり、見栄えが悪くなってきたら切り戻しを行ってスッキリさせましょう。
梅雨頃は湿気がこもりやすいので葉をすいてあげましょう。
見栄えが悪くなってしまった場合は最後に咲いた花から2~3節ほど切り戻します。
切り戻したらわき芽が出るのを待ち、さらに2節ほど切り戻し、仕立て直しを行います。
わき芽は4週間前後で花をつけます。

・切り戻しをする際の注意点
切り戻しは晴れた日の午後に行いましょう。
雨などの湿気がある中で切り戻しを行うと切り口から雑菌が入りやすくなり、病気を引き起こす原因となります。
ハサミなどの道具も清潔なものを使いましょう。

【まとめ】

・切り戻しは株の大きさや姿を整えるために行います。
・余計な葉や花を切り戻す事によって栄養が他に回ります。
・病害虫を予防するために風通しがよくなるように定期的に切り戻しを行いましょう。

ガザ二アを大きく健康に育てるためには切り戻しは必要不可欠です。
葉を切りすぎてスカスカにさせてしまうと日光をうまく取り込めず、しおれる原因となってしまうので注意しましょう。