クレマチスのなかでも八重咲きの代表が、白万重(しろまんえ)です。新旧の両枝咲きですから、次々と花をつけます。幾重にも重なる花びらは、四季先咲き性で花持ちがよく、満開になると見ごたえがあります。
【クレマチス 白万重 育て方】
【クレマチスの八重咲き、白万重の育て方】
白万重は、咲き始めは薄い黄緑色をしていて、開花すると白くなります。花後に剪定すれば晩秋まで咲きとても花持ちがいい品種です。ただし、寒さには弱いため、防寒が必要です。寒さの厳しい地域では、地植えはあまりおすすめできない品種ではあります。
植え付け時期は、9中旬~10月と2月~3月が最適です。鉢植えの場合は、根が下に伸びますから、5号(直径15センチ)以上の深鉢を選びましょう。植え付け時の注意点は、根鉢を崩さないようにそのままで1~2節が土に埋まるまで深植えします。
肥料は、クレマチス専用肥料などを1~2か月に1回与えましょう。肥料を与えることによって花芽の形成が違ってきます。手をかけた分綺麗な花が咲くのですね。
クレマチスは水を好みますから、鉢の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。地植えの場合も梅雨時以外は、週に1回くらいを目安に水をあげてください。
また、寒さに弱い品種なので、鉢植えの場合は冬は室内に取り込んでください。地植えの場合は、防寒対策を忘れずに行ってください。
【クレマチス 白万重 剪定】
・クレマチス の白万重はいつ剪定すればいいの?
春の開花後に剪定すれば、秋にも綺麗な花を咲かせます。来年の春のためには、秋の開花後に剪定することをお勧めいたします。
白万重は、弱剪定でも強剪定でもどちらでもよい品種です。鉢植えのままで大きくしたくなければ、強剪定にし、地植えで様子を見たければ2分の1の半分剪定にしてもよいでしょう。
【クレマチス 白万重 挿し木】
・クレマチスの白万重で挿し木はできるの?
春の開花後、剪定した枝をリサイクルに挿し木をしてみてはいかがですか。挿し木も2節まで深く土をかけるのが基本です。気候で気にも春から秋にかけて根もできやすいでしょう。寒さに弱いので冬の間は室内で育て、2年目くらいに一回り大きな鉢や地植えにしましょう。
【まとめ】
白万重は、テッセンが枝変わりしたものです。日本固有のテッセンが好きで、白万重を購入する人もいます。剪定も年2回なのに春から秋まで見事な花を見ることができます。白く輝くクレマチスの八重咲きを堪能してください。