日本原産のクレマチス、カザグルマ。
厳密にいうと違う植物ですが、美しい大輪の花が咲くことからクレマチスと分類されることも多いです。
原種は絶滅危惧種に指定されていますが、園芸用の品種は売られています。
今回はそんなカザグルマについてご紹介します。

クレマチス カザグルマ 育て方

クレマチスとよく似た植物「カザグルマ」の育て方

・カザグルマの特徴
カザグルマは日当たりがよく、風通しのよい場所を好みます。
耐寒性は強いですが、耐暑性は中程度なので夏場は半日陰に置いてあげましょう。
弱剪定なので、お手入れも比較的楽に行えます。忙しい方にも育てやすい品種です。
花期は5月~6月で風車のような形をした大きく美しい花を咲かせます。
古い枝、新しい枝問わずどんな枝にも花をつける新旧枝咲きとよばれる花の付け方をします。
苗植えにお勧めは時期は1月中旬~3月中旬。
植えた後はつるが四方八方に伸びないように支柱などを立ててつるを絡ませて管理しましょう(誘引といいます)
誘因することにより光がまんべんなくカザグルマに降り注ぐので健やかな生長と病害虫対策になります。

・季節ごとのカザグルマの育て方
春~初夏…開花。花がらはこまめに積みましょう。花後軽く切り戻しと肥料を与えます。
夏…夏はつるがよく伸びます。ぐんぐん生長もしますので水もよく吸い上げます。水切れを起こさないように注意が必要です。
カザグルマのつるは細く、折れやすいので風などに煽られて折れてしまわないようにしっかりと支柱に巻き付けてあげましょう。
秋…来年の生長を願い肥料を与えます。葉っぱが紅葉し、やがて落ちます。
冬…落葉します。枯れたような見た目になってしまいますが暖かくなるとちゃんと新しい葉がでてきあす。
弱剪定を行い、できれば枯れた葉も取ってしまいましょう。

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日本のクレマチス「風車」の剪定方法

風車は新しい枝、古い枝どちらにも花をつける新旧枝咲きです。
剪定はほとんど枝を切らなくて良い弱剪定を行います。
カザグルマに強剪定を行ってしまうと開花が遅くなることがあるので、切りすぎないようにしましょう。
苗植えから1年はほとんど剪定の必要はありません。
2年ほど経過して大きく生長しましたら春と秋に剪定をおこないます。
2月~3月に一度剪定を行います。つるの先端を3センチ程切りそろえます。
次は8月ごろ。花が咲き終わったら再度3センチほどつるの先端を切りそろえます。

【まとめ】

カザグルマは病害虫に強く毎年綺麗な花を咲かせます。
花を咲かせるポイントは肥料とつるの管理です。