花が終わり葉も枯れてきたクロッカスはこの後どのような管理をすれば良いのでしょうか?

実はクロッカスは休眠期間中に雨や夏の高温などによる影響が比較的少ない球根植物なので地植えなら2~3年も植えっぱなしにしても良いという頼もしい植物なのです。

しかしながらクロッカスは球根が増えやすく鉢植えやプランターのような器では生育場所が段々狭くなり、結果的には小さな球根ばかりになってきて花が咲かないという事態になってしまいます。

ですから鉢植えの場合は1~2年に一回は鉢から土ごと球根を取り出し状態の良い球根を選び、植え直すことをおススメします。

こうして堀上げた場合クロッカスの球根をどのように保管したらよいのかをご説明したいと思います。

クロッカス 球根 保管

クロッカスの球根のベストな保管方法とは?!

まずは堀上げなかった場合の注意が少しだけあります。鉢の場合は日陰で雨のあたらない場所に移動させましょう。

健やかに休眠させ腐らせない為です。地植えで球根をそのままにしておく場合は枯れた葉を抜き、出来ればクロッカスのネームプレートに日付を入れて挿しておくと忘れないで良いと思います。そして2~3年に一度は堀上げて球根の選定をし、植え直すのがベストと言えるでしょう。

スポンサードリンク

次は堀上げた場合です。球根の土を丁寧に落として葉と根を取ります。一つ一つ分け状態の良いもの(中身が充実している、傷が無い、病気や害虫の付いていない物)を選びましょう。必要があれば消毒をします。しなくても良いのですが病気にかかりにくくなりますので紹介しておきますね。

選んだ球根をネットの袋などに入れ球根消毒用薬剤(ベンレート、オーソサイド等)を表示通り薄めてバケツなどに30分ほど浸すだけです。ネットごと取り出せば簡単ですね。そのまま2~3日位日陰で干して十分乾かし、保管します。

保管場所は風通しの良い涼しい日陰の雨のあたらない場所です。蒸し暑いのが苦手なので気をつけて下さいね。

ビニール袋などに入れて保管すると蒸れて腐ってしまいますので紙袋などがおすすめです。

【まとめ】

保管方法は堀上げると手間がかかると思われますが、どの程度手間をかけてあげられるかは人それぞれではあります。

ご自身が負担の少ない方法でそれなりにお花を楽しめるのが良いと思います。ただここではクロッカスの球根を保管するにあたっては蒸し暑いのが苦手で休眠中であるという事を知っていただき、保管場所としては涼しく、日や雨があたらない場所を探してあげるのがベストな保管方法と言えましょう。