植物に毒が有ることはよく知られていることです。有名なところではトリカブトやヒガンバナには毒があるとされています。毒薬として推理小説や推理ドラマにもよく登場する植物です。ではクロッカスはどうでしょうか?クロッカスにも毒があるのでしょうか?調べてみたいと思います。

クロッカス 球根 毒

クロッカスの球根の毒は

クロッカスはアヤメ科の植物です。クロッカスと呼ばれる植物は花を春に咲かせる花サフラン、または春サフランをクロッカスと呼びます。ではサフランはどうかと言いますとサフランもアヤメ科の一種です。サフランはクロッカスの対して秋に花を咲かせます。クロッカスはサフランを改良して作られたものもあります。クロッカスやサフランに似た花でイヌサフランという花があります。英語名はオータムクロッカスです。イヌサフランはイヌサフラン科(旧ユリ科)の植物でサフランとクロッカスとは全く違う植物です。ただ花がクロッカス、サフランとよく似ているだけなのです。

このイヌサフランに毒があります。球根はもちろんのこと、葉や花にも毒があります。イヌサフランにはコルヒチンという成分が含まれていて鎮痛薬として使用されてもいますが、コルヒチンは大量に摂取すると重い中毒症状や下手をすると取り返しのつかない自体になってしまいます。

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このような事からイヌサフラン(オータムクロッカス)とクロッカスが混同されています。イヌサフランは猛毒をもっていますが、クロッカスはそれほどの毒をもっていないようです。かといってクロッカスの球根にも低毒性はありますので食べることはやめましょう。またクロッカスの球根はうっかりペットに食べられてしまうと非常に危険ですので球根の管理はしっかりと行いましょう。

【まとめ】

クロッカスやサフランの球根にはあまり毒がなく似た花が咲くイヌサフラン別名オータムクロッカスに猛毒があることがわかりましたね。イヌサフランはクロッカスやサフランがアヤメ科の植物なのに対してユリ科の植物です。ユリ科の植物は毒を持っていることが多く注意が必要です。

特にサフランは香料や香辛料に使われることからイヌサフランと混同されやすく全く違う植物だということを把握しておきましょう。