植物のカンナは、年々暑くなる日本の気候にも負けずに元気な花と葉を見せてくれます。そんな丈夫なカンナなので、育て方は比較的簡単でカンナの魅力である大輪の花を次から次へと咲かせてくれます。
そこで、植物のカンナの育て方を中心にご紹介します。カンナの花が開花期になったら適切なお手入れもしておきましょう。
カンナの植物の育て方!
カンナの植物の育て方は、カンナの性質をよく知っておくことが大切です。まず、カンナは、直射日光にも葉焼けせずに力強く咲く花ですが、乾燥には弱い性質があるので、水切れするようなことがないように注意する必要があります。
水やりは土の表面が乾いた時に行ってください。カンナの育て方の基本は、しっかり日の当たる場所で管理することと、乾燥は避けることです。ただし、地植えの場合は、土そのものに水分が含まれているので、乾燥する日が続くようなら水やりを行う程度がちょうどいいです。
カンナの花になってからの育て方と手入れ方法のポイントとは?
カンナが花になってからの手入れ方法には、注意するポイントがあります。花になった時の手入れ方法には肥料があります。カンナの花が咲いたら、色鮮やかな元気のある花びらを長持ちさせるために、生育中の肥料切れを起こさないようにすることがコツです。
使う肥料は、肥料の効果が長続きするものを使用します。もともとカンナの根は、多くの有機物が含む環境でよく発達するので、カンナの鉢植えの用土に元肥として、腐葉土や堆肥、ピートモスなどを用土の量の3割程度混ぜておきます。
それに加えて、ゆっくりと効果を出す緩効性化成肥料もよく混ぜ合わせて、30cmから40cmくらいの深耕にするようにしてください。追肥については、7月の上旬の時期に、株元へ化成肥料を置き肥します。他には、月2回は、水やりの代わりの液肥を与えて生育させます。
ただし、追肥はカンナの生育に応じて、必要な分の栄養を与えるためなので窒素過多にならないように注意してください。また、カンナの花が終わり始めて、少しずつ枯れてきますが、枯れた花をそのままにしておくのは避けましょう。枯れた花を放置すると、種がついて球根に十分な栄養が行き渡りません。
花が咲き終わって花が枯れてきたら、付け根の部分から切り落としてしまいます。さらに、完全に葉っぱが枯れてしまったら、これも切ってください。切り方は、株元から2cmから5cmの部分で、水平に茎を刈り取るようにします。
まとめ
土植えの場合の水やりは、必要な時にだけ行うスタンスで大丈夫です。では、この記事のポイントをおさらいしておきましょう。
・生育中の肥料切れを起こさないようにする
・使う肥料は肥料の効果が長続きするものを使用する
・元肥として、腐葉土や堆肥、ピートモスなどを用土の量の3割程度混ぜる
・緩効性化成肥料もよく混ぜ合わせて、30cmから40cmくらいの深耕にする
・追肥は、7月の上旬の時期に、株元へ化成肥料を置き肥、窒素過多にならないように注意
・枯れた花は、付け根から切り落とす
・枯れた葉は、株元から2cmから5cmで水平に茎を刈り取る
植物のカンナが花の芽を見せたら、大きく花を咲かせるのはすぐです。適切な管理をして元気なカンナを楽しみましょう。