チューリップは球根で咲かせる花になりますので、球根を上手に増やしていけば、たくさんのチューリップを植えることができます。

翌年もキレイなチューリップを咲かせられる球根をつくるには、どのようにすれば、良いか。球根を増やす仕組みについて、調べてみたいと思います。

チューリップ 球根 仕組み

チューリップの球根が増える仕組みについて

昨今、チューリップは園芸用として品種改良が進んでおりますが、その品種改良によって、種からは発芽しにくくなっていることをご存知でしょうか。そのため、ほとんどのチューリップが球根からの発芽となっております。

 

では、チューリップの球根が増える仕組みについてですが、チューリップの球根は、自然分球しますので、人間がわざわざ手を加える必要はありません。

球根には、根が太ってできるもの、茎が太ってできるもの、葉が変形してできるもの等、たくさんの種類があります。

これらの球根は、種類は異なっても、でんぷんを蓄えておくための倉庫のような働きを担っていることに変わりはありません。

球根のでき方は、植物の種類によって、また、できる場所、形状によっても違いはありますが、チューリップのように花が咲き終わり葉のみとなった場合に、地中に残る葉の一番下が膨らんで球根になるものもあります。

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ちなみに、チューリップの葉が3枚であった場合は球根も3つに分かれますので、球根を掘りかえす際、ご確認ください。

まとめ

現在、日本では、新潟県と富山県でチューリップの球根生産が行われておりますが、それは、これらの地方の気候に大きく関係しております。

新潟県と富山県では、冬の間は積雪によって地中の温湿度が一定、尚且つ安定していること、また、球根がもっとも発育する4月から5月にかけての日照時間が長いこと、水はけの良い土壌があること等、チューリップを栽培するための条件がそろっているからになります。

球根をどんなに上手に採取できても、育てる環境がそろわなければ、その球根からキレイな花を咲かせることができません。

分球した球根を咲かせたい時は、球根を堀上げする時期にも注意しましょう。

堀上げの仕方が分かる動画はこちら↓参考までに。

https://www.youtube.com/watch?v=dvGRSEPIU8w