春になると咲く花のチューリップは、がくの部分がわかりにくいですが、これはがくが花びらに変わってしまったためにおこることです。

花を上からのぞいてみるとわかるのですが、内側の3枚と外側の3枚の花びらが重なりあっていて、6枚の花びらになっているのです。本当にがくがあるのかどうか見分け方があります。チューリップは、合計6枚の花で成り立っていますが、どの部分ががくなのかをこれから解説していきます。

チューリップ 花 がく

【チューリップは花ががくの部分も含まれる】

なぜチューリップにはがくがないように見えるのでしょうか。それは外側の花の部分ががくにあたるからです。これには花の種類にもよりますが、チューリップの場合には、花びらとがくが見分けがつかない花が多いものの一つに入ります。

大きく開いたチューリップの花を上から見ると、内側の3枚と外側の3枚がありますが、このうち外側の3枚ががくの部分になります。

見分けがつきにくいのも分かります。

元々、チューリップの本当の花は内側の3枚です。外側の3枚が花と重なるためにがくとはわからないものです。

おしべとめしべとめしべの咲きの様子を観察してみるとわかります。

また、花が閉じた状態を観察すると外側の3枚が緑色になっているのがわかります。

チューリップの花を解体すると、花びら3枚とがくが花弁になったものの6枚になっているのがわかります。チューリップの品種は6000種類あるようですので、中には八重になっているチューリップの花があります。

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ちなみに、花びらがない花には、がくが存在しませんが、チューリップの花にはがくがあるのですが、見分けがつかないだけです。

チューリップの花と同じような花の種類には、花しょうぶやあやめ、カキツバタなどの仲間も外側に垂れ下がった花びらががくにあたります。

チューリップの花も同じような仲間ですので、がくが見分けられずにがっがりすることはありません。

ただ綺麗なだけのチューリップの花ではなくて、がくの部分がわかれば面白く見られるのものです。

【まとめ】

このようにして、がくがある花とない花があることがわかるものは、チューリップの花だけではないのです。しかし、春に咲く花の中には、チューリップの花ががくが見分けにくいものです。がくの色が花びらと同じになってしまうのですから難しいものです。これでチューリップの花がとても綺麗なのがわかりました。おしべとめしべとの観察を忘れずにしてみると、チューリップの花の見分け方が一味違うものとなります。

小さなお子さんや小学生のいる方には、一度がくの存在を教えておくと博学にもなれますし、花びらががくなのだということを知っておくと理科の勉強にもなりますのでお試しください。