お墓やお仏壇にお供えする菊の花。切り花としては長持ちしやすいお花とはいえ毎回お店で購入すると少しコストがかかるように感じませんか?菊の花は生命力が強いのでおうちで簡単に育てることができるんです。まずは土の作り方から始めて綺麗な菊を育ててみましょう。
菊にとって最適な育て方とは?土から考えてみよう!
菊は本当に生命力が強いためどんな土でもある程度は育つのですが土の種類や肥料によっては根元に近い葉が黄色っぽくなってしまったり枯れてしまったりします。では最適な土はどのようにして作ればよいのでしょう。
菊は水はけ、通気性が良く弱酸性の土を好みます。庭の土を使う場合、日本は雨が多い国のため基本的には弱酸性の土ですが雨が少ない地域の場合は酸性orアルカリ性を調べる検査器具が意外とお手ごろ価格で購入できるので検査してみることもおすすめです。
また、周りにたんぽぽやカラスノエンドウなどが咲いている場合、どちらも弱酸性を好む植物なので土も弱酸性に近いと判断できますので周りの植物にも目を配ってみてください。
菊が綺麗に育つ土の配合の仕方は?
庭の土が弱酸性の場合は堀りあげた土に対し腐葉土を2割程度混ぜ込みましょう。また、プランターや鉢植えの場合は腐葉土や水はけを良くするための赤玉土、水もちを良くするためのピートモス、排水性を保つためのパーライトを配合して土を作ります。
これらを4:3:2:1の割合で配合しましょう。また、菊の花つきを良くするためには”リン酸”成分の多い肥料が必須条件となるため土を10日ほど馴染ませたあと米ぬかを混ぜ込んでから菊を植えるようにしましょう。
肥料についてですが、菊はバラと同じで肥料食いといわれるほど沢山の肥料を必要としますがあげるタイミングや量を間違えるとうまく咲きません。
腐葉土を配合することによって肥料は土に含まれていますがこれだけでは生育期には既に肥料が足りなくなるので油かすなどの乾燥肥料を土に上に数粒置いて軽く土をかける”置き肥”をしましょう。
開花期にはまた肥料が足りなくなるので速効性のある液体肥料を使用しリン酸を与えてあげるとより花つきが良くなります。
まとめ
菊の花を綺麗に育てるためには土の配合が肝となります。菊の花は手をかけるほどに綺麗に咲くといわれるくらい愛情を与えると返してくれますので正面から向き合ってあげてくださいね。