八重咲きのユリは、とても美し色彩で、大きな大輪から放たれる香り高い花です。玄関先や庭、お部屋の中を豪華な雰囲気へと変えてくれるゴージャスで魅力的なこのユリは多くの人を魅了し愛されている花のひとつです。
八重ユリの育て方
あくまで目安ですが、八重ユリの植えつけに適した時期は、10月初旬〜3月下旬と5か月間の植え付け期間がございます。
それは、植えつけをする地域によって異なるようです、寒い寒冷地だと、10月〜11月頃で、温暖地で、10月初旬〜3月下旬。暖かい暖地で、10月半ば付近〜2月下旬が植え付けをする目安時期となるようです。
寒冷地、温暖地、暖地ともに共通してる月は「11月」なので、この時期頃に植え付けをすると覚えると楽かもしれませんね。
開花の目安の時期ですが暖かい暖地で6月下旬〜8月下旬付近、温暖地、寒冷地はともに、7月初旬〜8月下旬が開花の目安となります。
球根を植えつける際ですが、明るい日陰を好むので、西日があたらず、かつ明るい日陰になる場所があればその場所は植えつけに適した場所です。
ただし、日照不足になると本来の花色が出ないことがあるので午前中に日があたり午後には日陰なんて場所が良さそうですね。
肥料は、固形肥料と腐葉土を土に混ぜて使用し、鉢で植える場合は球根の高さ約1〜1.5個分の深さに植えてあげて、花壇など地に植える場合は球根の高さ約3個分の深さで植えてあげるのが良さそうです。
肥料は下根部分と上根の部分上下に施してあげて下さい。この時、肥料が直接球根に触れないように間隔をあけてあげるのが良いと思われます。
寒い時期でも土の表面が乾いてきたら、水を与えて水をきらさいないようにします。ユリの球根は乾燥に弱いので、乾きすぎると蕾が開かないこともあるようなので晴天が続く日は注意してみてあげるのが良いと思われます。
芽が出て伸び始めたら速効性肥料で追肥を施します。あげ過ぎはよくありませんが、適宜に肥料を与えて養分を補ってください。葉の色が薄くなってきたら液体肥料で様子をみても良いかもしれませんね。
開花後は、花がらが散る前に摘んで養分消費を防いであげると良いです。葉はなるべく多い方が球根が肥大になりますので、葉の上に落ちた花がらは腐ると葉が病気になり少なくなる原因になるため早めに摘んでおいた方が良いようです。
摘み方は、葉や茎を残すように花と茎に境目あたりを折り取るのが良いようです。
まとめ
ユリには、いくつかの注意したいウイルス性の病気があります。虫による伝染や梅雨時期なりやすい病気などがあります。
梅雨時期に発生しやすい「葉枯病」は、フルピカフロアブル、フロンサイド水和剤などの入った薬剤を散布することで予防することが出来ます。
また、アブラムシなどの虫を発見した場合は、アドマイヤーフロアブル、オルトラン水和剤などの薬剤が入ったものを散布すると良いようです。その他にもいろいろな病気がございますので、病気にあった防除方法をとってあげると良いです。