葉に丸いこぶができる虫こぶ、果実のように見えますが、バラと無関係のもので中に幼虫が入っていることも…。
虫やダニ、寄生虫などが原因で出来る虫こぶは放っておくとバラの健康を害してしまいます。
今回はバラの虫こぶを綺麗に駆除、予防する方法をご紹介します。
バラの虫こぶの種類と駆除方法
そもそも虫こぶとは寄生生物に寄生されることによりバラが異常な発達を起こしてしまい、こぶ状の突起を作る事。
虫の種類や対策についてご紹介します。
・バラハタマバチ
色は緑や赤で棘のある虫こぶ。
体長3ミリ程度の小さな蜂、バラハタマバチが作る虫こぶです。
果実のような見た目ですが中には幼虫が入っています。
虫こぶは「バラハタマフシ」と呼ばれ5月中旬から8月にかけて現れる事が多いようです。
バラ事体には害はないので放っておいても良いですが、気になるのなら葉っぱ事落としてしまいましょう。
・アブラムシ
バラの養分を吸う厄介もののアブラムシ。
弱ったバラは葉が丸まったり虫こぶができたりして美観が損なってしまいます。
スス病などのウイルスを媒介する原因にもなりますので殺虫剤などで早めの駆除が必要となります。
天敵であるテントウムシがいると数日で数は少なくなりますが全滅させるのは難しいようです。
アブラムシを筆頭にバラの茎に傷をつけて卵を産む虫は数種類います。
バラに傷がついて虫こぶになったり、産み付けられた部分がしおれてしまったり、卵からかえった虫が大量発生してしまったりと放っておくと対策が大変です。
毎日の観察が大切です。
・根頭がん腫病
菌による病気です。根や株元の傷から菌が入り込みこぶ状のものができます。
こぶに栄養を取られてしまいますが、こぶによって枯れることはほとんどありません。
治したい場合はナイフなどで抉り取りましょう。
周囲に伝染するので植え替えなどをした植物は近くに置かないようにしましょう。
バラの虫こぶを綺麗に駆除する方法
虫こぶを綺麗に駆除する方法
アブラムシなどの害虫は薬剤が効果的です。
虫が活動的な時期は薬剤があまり効かなかったり、耐性をつけてしまう場合があります。
複数の薬剤を使って対策を行いましょう。
家にある材料でも害虫対策液が作れます。子供さんやペットがいて薬剤成分が気になると言う時には作ってみてください。
防虫効果…唐辛子を酢につけて煮だしたものを希釈して散布
アブラムシ対策…牛乳を希釈して散布
殺菌…お酢を希釈して散布
虫こぶの予防策
・目で見てチェックする
水やりを行う前に毎日数分目で異常がないかをチェックしましょう。
症状が軽いうちならば駆除する手間が少なくて済みます。
・強いバラに育てる
程よい風を当ててあげるとバラは強く育ちます。
さらにバラ用の肥料を使って強い幹にすることで病気や害虫をものともしないバラになります。
【まとめ】
虫も生き物であり、なるべくならば共存したいところですがバラが弱ってしまうのは見過ごせませんよね。
駆除する場合はなるべくバラや土に優しい方法を選びましょう。