クレマチスの種類の中ではめずらしく、鮮やかな黄緑色の花を咲かせるクレマチスペトリエイ。寒さに少し弱い性質はあるものの、関東の気候でも環境が適した場所で管理すれば、比較的簡単に育てることができます。そこで、クレマチスペトリエイの上手な育て方を中心にご紹介します。

クレマチス ペトリエイ 育て方

【クレマチスペトリエイの上手な育て方】

クレマチスペトリエイは、花の色もいい色をしていますが、花の色を支える淡い淡緑色の葉っぱも魅力的な色をしています。そんなクレマチスペトリエイの育て方で、重要となる環境ですが、育てる地域の気候によって異なります。

・寒冷地:冬の時期は室内で育て、夏は半日陰で涼しい場所で育てるようにします。春と秋はよく日光にあててください。

・暖地:暖地の場合は、寒冷地と反対に夏を越させるのに少し工夫が必要です。クレマチスペトリエイは、高温多湿を嫌う性質をもっています。暖地での育て方のポイントは、水はけが良くて通気性の良い用土に植え付けることが重要になってきます。クレマチスペトリエイが夏を越せない原因は、高湿で根がダメージを受けることです。夏を越させるには、水はけのよい用土と通気性を考えた環境で育てることと、半日陰で管理して夏の直射日光にあてないようにするか、夏は、午前中だけ日光にあて、午後は日陰に近い場所に移すなどの工夫が必要です。

寒冷地でも暖地でも水やりは、しっかり土が乾いてからたっぷりと与えていきますが、鉢底から水がジャージャーと流れるほど与えるようにしてください。

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【クレマチスのペトリエイの植え替え時期とは?】

クレマチスのペトリエイは、真夏を除けば一年中植え替えは可能ですが、クレマチスは、開花後に新しく伸びた枝に花を咲かせる「旧枝咲き」の種類の花なので、成長期を迎える直前の2月~3月頃が適しています。花後に剪定を兼ねて行うと楽です。目安としては、鉢植えの底の穴から、根っこが見えてきたら植え替えの時期です。ただ、クレマチスのペトリエイは、移植を嫌う性質もあるので、庭植えする場合は植える場所を十分考えて植え替えを行いましょう。植え替えする時は、根鉢を丁寧にやさしく扱うようにしてください。クレマチスは、根を切られるのも嫌うので十分注意して行いましょう。

【クレマチス ペトリエイの剪定方法は?】

クレマチスのペトリエイの剪定は、花後に花首の真下か、1節下のあたりで剪定を行います。クレマチスのペトリエイのツルは、クレマチスの中でもあまり伸びないタイプです。剪定後に伸びてきたツルは大切に育てると、また来年に元気な花を咲かせてくれるので切り戻しはしないようにします。休眠期間の12月~2月の中旬頃に剪定を行う場合は、ツルの先の細い部分を切るだけにしておきましょう。

まとめ

クレマチスペトリエイは、クレマチスの好む環境で育てることが重要になってくるので、庭植えする場合も場所を選んで植え付けるようにしてください。では、クレマチスペトリエイの育て方のポイントをおさらいしておきます。

□クレマチスペトリエイの育て方

・寒冷地:冬は室内、夏は半日陰の涼しい場所、春から秋は日光にあてる

・暖地:高温多湿を避ける、夏は、水はけのよい用土と通気性を考えた環境で育てる。直射日光にはあてない

□植え替え時期は、成長期を迎える直前の2月~3月頃

□剪定は、花後に花首の真下か、1節下で行う。伸びたツルは大切に育てる

クレマチスペトリエイは、寒冷地なら冬越しの時期を注意すること、暖地なら高温多湿を避けて育てていきましょう。