「ツル性植物の女王」とも呼ばれるクレマチスは、見事な花を咲かせるので育てがいのある花です。クレマチスを咲かせることができたら、今度は挿し木から増やしていくのはいかがですか?そこで、クレマチスの挿し木の育て方と、挿し木を行う時期についてご紹介します。

クレマチス 挿し木 育て方

【クレマチスの挿し木の育て方】

クレマチスを何年か育てていくと、庭に植えているクレマチスでも根が密生してくるようになります。密生してしまうと過湿で蒸れて枯れてしまうケースも多いです。クレマチスは、高温多湿を嫌う性質があるので、過湿の環境はクレマチスにとって適した場所ではありません。特に日本は蒸し暑い気候があるので、クレマチスの安全な育て方として、挿し木や取り木で株を更新させる育て方が有効です。クレマチスの増やし方の方法で、もっとも簡単なのが挿し木から育てる方法です。クレマチスの挿し木の育て方は、工夫も必要ですが必ずしも成功するとも限らないので、何本かのツルを用意しておくといいですよ。クレマチスの挿し木の育て方は、水やりと日光に注意して育てていきましょう。

 

  1. 挿し木する鉢に、清潔な鹿沼土や赤玉土(小粒)を入れます。

2.5~6月頃に新しく伸びたツルの固い部分だけ10~15cmのところで切り取ります。

3.ツルの先についている2~3枚程度の葉っぱは残して、他は切り落としてください。

4.切り口には、発根剤などのルートンをつけます

5.1.の鉢植えの土に、割りばしなどを使って穴を空けます。

6.5~8cmの深さにツルを埋めます。

7.ツルを埋めた場所にたっぷりと水やりを行ってください。

8.うっすらと日光があたる場所に置いて、土が乾燥しないように水やりを行っていきます。

9.うまく新しい芽が顔を出し根が生えて苗までに育ったら、それぞれのツルを鉢へ植え替えましょう。

 

なお、挿し木を切る場合、カミソリかナイフを使いましょう。ハサミだとよほど切れ味のよいものでないと茎をつぶすので注意してください。クレマチスの挿し木は、めずらしい種類のクレマチスでなければ新しい苗を購入して増やした方が楽な場合もありますが、自分で挿し木から育てたクレマチスには、ますます愛着が湧きますよ。

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【クレマチスの挿し木に適している時期とは?】

クレマチスの挿し木に適している時期は、5月~9月頃の春から秋にかけての時期です。ただ、梅雨の時期になると、どうしても湿度が高くなり株を弱める原因になるので梅雨前に行うか8月以降に挿し木した方が成功率は高まります。

まとめ

クレマチスの育て方に慣れてきたら、ぜひ、挿し木から育てる方法にも挑戦してみましょう。では、クレマチスの挿し木の育て方のポイントをおさらいしておきます。

□クレマチスの挿し木の育て方のポイント

・清潔な鹿沼土や赤玉土(小粒)を使う

・日光があたる場所で、乾燥しないように水やりを行う

・新しい芽と苗まで育ったら植え替えを行う

□挿し木に適している時期

・5月~9月頃の春から秋

・梅雨前か8月以降の方が成功率は高い。

クレマチスの挿し木でたくさん増やせれば、継続的に毎年クレマチスを楽しめるようになりますよ。