アマリリスを育てるうちに、球根に小さな球根がくっついて育ってきます。
早く切り離したほうが良いのかそのままにしておくほうが良いか悩みます。
ここで、アマリリスの分球について話しします。
アマリリスの育て方について。分球とは?
アマリリスの球根は、里芋のように、元の球根から派生した子球が生まれることがあります。
小さな鉢植えなどで放っておくと、窮屈になってせっかくの球根が弱ってしまいます。
そうなる前に球根を親球と子球に分けてやることを分球と言います。
根を痛めないように慎重に離してやることが必要になりますが、自然に増えたものなので、素人でも簡単に増やすことができます
他に、素人にはなかなか難しいですが、カッティングや、鱗片挿しと言われる方法で増やすこともできます。
カッティングとはスケーリングとも呼ばれる方法で、タマネギのように球根を根元と芽の出る部分をつけた状態で16当分に切り分け、殺菌してから土に埋めることで、繁殖していく方法です。
鱗片挿しとは、切り分けたものをさらに1枚一枚剥がして土に埋めることを言います。
切ったものを、1000倍に薄めた殺菌剤の中に投入します。
その後、ピートモス、バーミュキュライト、パーライト等を加えた土に、芽の出る部分を上に球根を植えるのと同じ要領で、3分の一顔を出した状態で土に埋めてやります。
プロが行うような繁殖方法ですので、成功率は高くありませんが、うまくいけば一年かけて球根に成長していくことができます。
アマリリスの分球時期について
自然に増えた場合、最も適切な分球の時期は2年目の休眠期です。
しかし、春先でも根を傷つけないように慎重に分ければ、分球可能です。
この際、まだ小さい子球は、離さないで来年分球してあげましょう。
また、カッティング、鱗片挿しを行うには花が終わった夏に行うと良いです。
まとめ
いかがでしたか?
アマリリスは一輪咲くだけでも十分楽しめますが、子どもを増やしてみることも楽しいものです。
失敗する確率は高いですが、その分咲いた喜びは10倍に還ってきます。